ブログスレッド
- 「認知症は治療できる」という講演を聴いてきました!
昨日、民生委員・児童委員の夏期研修会に参加して聞いた「認知症」についての国際医療福祉大学大学院教授の竹内孝仁氏の講演が素晴らしかったです。
竹内孝仁氏は、認知症をまわりが理解して柔軟に対応したり症状の進行を遅らせるということではなく、認知症そのものの治療にとりくんでいる人です。
私は現在の科学的到達点では認知症を完全に治すことは無理だと思っていましたが、治したという事例がいくつもあることに驚き感動しました。
結論から言えば、
①1日1500mlの水分をとる
②1日1500キロカロリーの食事をとる
③便秘にならないこと
④運動をすること・歩くこと
⑤外出をすること・趣味をもつこと・仲間をもつこと
こうしたことを認知症の方に数ヶ月間継続しておこなうことで認知症が治ったということを具体的な事例を紹介しました。
認知症は薬では治療はできない。
認知症になっている人の生活を調べると、水、食事、運動などのどれかが不足しており、それを補えば、困った行動が減り症状が改善するだけでなく、認知症は時間をかけて治療できるという画期的な話でした。
外出や趣味活動が難しい場合は、コンビニ等に買い物に一緒に行くという行為が良い刺激になることがわかったとも話されていました。
考えてみると、私が責任者をしているデイサービス施設を利用している認知症の方々の多くは、アリセプトなどの薬は服用していてもお茶や水をだしてもあまり飲まない傾向があります。
普段は、認知症による問題行動があって落ち着いてもらう、安心してもらうという対応ですが、生活習慣を改善して問題行動そのものが出なくなるのであれば、それにこしたことはありません。
デイサービスは利用者側からみれば週に数回の限られた時間のご利用のため全面的な生活習慣の改善には関われませんが、竹内孝仁氏の本を取り寄せて研究して、できる範囲でデイサービスで実践してみたいと思っています。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ