「小善は大悪に似たり、
大善は非情に似たり」
人から助けを求められ、何とかしてあげたいと思うことはある。
ましてや、それが家族や友人であればなおさらのこと。
しかし、
短絡的に良かれとすることが、本人にとって本当にいいこととは限らない。
他からの助けに依存し、自分で解決しようとしない人もいる。
人によっては、その一時的な苦難を自力で乗り越えることが必要な場合もある。
甘やかしは“小善”。
時として厳しさを伴うのが“大善”。
私は過去に沢山の小善をしてきた。
本人たちのためにならない一時的な対処であった。
その行為により、私へ被害・損害が降りかかってきたことも何度もある。
Give a man a fish and you feed him for a day.
Show him how to catch fish; you feed him for a lifetime.
その場しのぎではなく、長期的な解決へつながる助けを心がけるべきなのだろう。
第一に、
自分が助けを求める事態に極力ならないよう、責任を持った人生を歩み、
そして、“本当に必要な助け”は、与えられる人間になりたいと思う。
人生は、“善”の与え合い。
本当の意味で、
非情にはなれない。
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