アレルギーの原因となるダニ
3月
14日
家の中にはコナダニ、ツメダニ」ど数種類のダニがいますが、とりわけ、さまざまな場所に数多く生息していて、アレルギーを発症させる原因となるのがチリダニ(ヒョウヒダニ)です。
このチリダニは、人を噛むことはありませんが、死骸やフンを吸い込むとアレルギー反応が起きることがあるのです。
チリダニは、ホコリの中にある「食べこぼし」や人のフケなどを栄養分として摂取することによって生きています。
その大きさは0.1~0.3mm程度しかないため肉眼で見ることは難しいため、日常生活においては、それほど意識することはありませんが、実は、室内のほこりやカーペット、畳などの中にもぐりこんで生息しているのです。
1匹のチリダニは、一生の間に約80個の卵を産ますが、カーペットなどに産みつけられた卵は、1週間ほどで孵化して約1ヶ月で成虫となります。
気温と湿度の高い夏に数が多くなり、フンや死骸などの量は秋に一番多くなります。
しかし、冬でもダニは生き続けますので、年間を通しての対策が必要になります。