革の種類と特徴
9月
20日
革は財布や鞄などに使用されておりますが、様々な種類があります。
■牛革は、古くから利用されている革素材で、仕上がりが美しく丈夫で、流通量も多いのが特徴です。牛革は月齢や性別によって名称が異なり、革の特徴にも違いがあります。
生後6ヶ月以内の仔牛の革はカーフと呼ばれ、きめ細かく柔らかいのが特徴です。
生後6ヶ月から2年以内の牛の革はキップと呼ばれ、革に厚みがあって丈夫なのが特徴となっています。
■馬革は全体的に組織が荒いが、牛革と比較して柔軟性に優れていることから、椅子張りなどのインテリア製品に多く用いられます。
特に、コードバンと呼ばれる臀部の革は、繊維が緻密で美しく、高級素材として重宝されています。
■豚革は、革の表面に三つずつ並んだ毛穴が全層を貫通しているため通気性に優れており、鞄の内装や靴の中敷などに多く使用されています。
また、摩擦にも強く、スエードに仕上げたピッグスキンなどは、肌触りの良さから高い人気があります。
■鹿革は手触りが良くて柔らかく、耐水性に優れています。
また、軽く丈夫なため、日本では、昔から武具や足袋、衣料などに使用されていました。
適度な伸縮性を持っており、年数が経っても革そのものが老化しにくいのが特徴です。