■責任の所在が不明確<br /><br />
AI技術を活用した業務においては責任の所在が不明確になるリスクがあります。
例えば、AI搭載のロボットや自動車が事故を起こした場合、その事故の責任の所在が明確ではありません。<br /><br />
現時点では、こうした問題を解決するための法整備も整っていない状態にあることから、AI活用によって起きた問題を円滑に解決させることは困難です。<br /><br />
■ブラックボックス化<br /><br />
AIが導き出した結果が、どのようなプロセスで導き出されたのかわかりません。<br /><br />
たとえ正しい結果を出すことができても、それまでのプロセスがわからなければ、AIを活用するにあたって効果的に改善や分析を行うことはできません。<br /><br />
■セキュリティリスク<br /><br />
AIは膨大なデータを取り扱うことでデータを学習し、さまざまな分野で活用することができます。<br /><br />
その一方で、データを活用する際に重要な個人情報などが不正アクセスなどによって情報漏洩してしまうリスクがあります。<br /><br />
■高コスト<br /><br />
AIを開発するために必要な費用や運用するためのAI人材の確保・育成にはコストがかかります。<br /><br />
さらに、セキュリティ対策やデータの取り扱いに関する知識や費用も必要になってきます。<br /><br />
このように、AIで高い効果を得るためには、その分多くのコストが発生します。<br /><br />
■リスク管理が難しい<br /><br />
万が一、AIにトラブルが発生した場合、全てのプロセスを中断して原因究明を進めなければなりません。<br /><br />
さらに、AIによって発生したトラブルが解決されるまでは、AIが担っていた業務が止まってしまいます。<br /><br />
そのため、徹底したリスク管理が必要となります。<br /><br />