日本近海のブランドカニは?
7月
17日
松葉ガニは、山陰地方や日本海側に位置する島根県・鳥取県・兵庫県・京都府などの近海で陸揚げされたカニの総称ですが、さらに、水揚げされた地域によって固有の名前が付いております。
島根県の隠岐諸島近海は隠岐松葉ガニ、鳥取県は鳥取松葉ガニ、兵庫県の津居山港は津居山ガニ、京都府の丹後半島の間人港で水揚げされた松葉ガニを間人ガニと数多くのブランドガニなどがあります。
また、越前ガニは、福井県の沖合いを中心に捕獲されている事から付けられた名称ですが、 この内でも、石川県の沖合いで捕獲されているズワイガニのオスガニを加能ガニと呼んでおります。
ズワイガニのメスガニの呼び方には、山陰地方では親ガニやセコガニなどと言われており、福井県では、せいこガニなどと呼ばれております。
毛ガニが最も美味しいのは、冬の2月から~3月位までですが、これは、中国の名称で毛蟹と呼ばれており、日本でも同じ呼び名になっています。
タラバガニやズワイガニなどと違って、季節を問わず、一年中どこかの地域で捕獲され続けております。
春のシーズンでは、オホーツク海を中心に捕れますし、夏場になると、噴火湾で水揚げされます。秋に入って行くと、根室や釧路などの陸地に近いエリアで捕獲されております。
冬を迎えると、十勝沿岸部や日高沖で捕られるようになります。
冬を迎えると、十勝沿岸部や日高沖で捕られるようになります。
岩手県での毛ガニの主な漁期は、12月頃から~翌年の3月ほどの間です。
また、オホーツク海では、最も寒さが厳しい真冬は、海が流氷に囲まれている為、流氷が完全になくなる、海明けの3月位からカニ漁がスタートして行きます。