遺品整理の回収や処分の費用は業者によって違います。このため、相見積もりを取ることなく、いきなり一社だけに遺品整理を依頼してしまうと、払わなくても良い費用まで支払ってしまうことになりかねません。
このため、複数社から相見積もりをとるとともに、遺品整理の料金に含まれて作業について把握しておく必要があります。
遺品整理の費用に基本的に含まれているのは、トラックなどによる遺品の運搬費用、遺品の回収費用、分別作業を行うスタッフの人件費の3つです。
使用するトラックの大きさは、一戸建、アパート、マンションなどの広さや、遺品の分量によって変わります。
また、回収費用は家電製品、衣服、車など遺品の種類によって変わりますし、作業費用も、遺品の量によって必要な人数が変わってきます。
遺品整理専門業者によっては、整理費用を全てコミコミにしている場合があります。
例えば、1DKの部屋の遺品整理料金3.5万円とすれば、この中に含まれているのは、貴重品と処分品の仕分け、廃棄物処理、搬出時の養生作業、室内や水回りの清掃、合同供養などがあります。
このように、基本料金がパック料金になっていると、遺族側は不要な作業を省いて、費用を抑えることができます。
パック料金ではなく、1つ1つの作業を見積もっていくと、最終的にはびっくりするような高額の費用になってしまうこともあります。
このため、コミコミ料金にすることによって、明瞭で分かり易い料金を提示することが出来るのです。
ただし、業者によって、コミコミ料金の内訳や作業内容が異なるので、遺品整理を依頼する前には、必ずこうした点を確認しましょう。
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