皮膚の構造と働き
5月
29日
このように複数の層で構成されることによって、皮膚は柔らかさと強さを、同時に兼ね備えることができるのです。
まず、表皮は皮膚の一番外側にある部分で皮膚のなかでも重要な部分です。表皮の厚さは約0.3mmですが、この中はさらに角質層、顆粒層、有棘層、基底層という4つの層があります。
表皮細胞は、一番下の基底層で生まれ、時間の経過に伴い有棘層と顆粒層を経由して少しずつ表面に押し上げられて最終段階の角質層となり、やがてアカとなって剥がれ落ちていきます。
この繰り返しによって、表皮は新陳代謝を繰り返し、新鮮な表面を維持しているのです。
真皮は、皮下組織から受け取った栄養分を表皮に送り届ける役を果たします。この中には、膠原組織のコラーゲンと弾力組織のエラステンという物質があり、この2つは、互いに交差しながら、皮膚の弾力とハリを保っております。
皮下組織は、繊維質と皮下脂肪からできており、緩衝材、断熱材、栄養補給の機能を持っています。
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