腸と自律神経との関係
8月
26日
このイライラが自律神経を乱す原因となってしまいます。
腸と自律神経は深い関係にあり、自律神経が乱れると、腸の働きにさまざまな影響を及ぼしてしまいます。
自律神経は、脳の視床下部から全身に行き渡っている末梢神経の一つで、血行や消化吸収、体温調節などを24時間休むことなくコントロールしております。
そして、自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類あります。
交感神経は体を活発に動かす車のアクセルのようなものです。
反対に副交感神経は体をリラックスさせるブレーキの役割です。
交感神経と副交感神経は、片方が活発に働いているときは、もう片方は働きが抑えられるというバランスをとりながら働いております。
血管の働きをコントロールしている自律神経は、腸の動きもコントロールしていますが、その動きは血管とは逆です。
血管は交感神経が活発だと収縮し、副交感神経が活発だと拡張します。
これに対して腸は、交感神経が活発だと拡張し、副交感神経が活発になると収縮します。
夜中に副交感神経が活発化すると腸は収縮し、それに伴って蠕動運動が起こります。
しかし、自律神経のバランスが乱れていると、腸の拡張・収縮のバランスも乱れてしまい、これが便秘の原因となってしまいます。
ストレスが溜まるとお腹をこわしてしまうのも、自律神経が乱れたことで、腸の働きに影響が出ているためです。
自律神経を整えることで、腸の不調も改善が期待できるのです。逆に言うと、腸内環境をよくすると、自律神経も整うのです。
腸育の重要性