待機時消費電力とは
8月
16日
待機時は、電力を消費していないと思いがちですが、実は、多くの家電製品は、表示機能やタイマー機能、リモコン機能などがマイコンで制御されており、待機時でも、これらの機能を維持するため電力を消費しているのです、これを、待機時消費電力と言います。
待機時消費電力には、電源プラグをコンセントに差し込むと、表示部などで消費する電力。電源スイッチをOFFにしていても、表示部やタイマー機能で消費する電力。製品の本体でリモコンからの操作信号を待ち受けするための消費電力。留守番電話やファクシミリの受信を常に待ち受けするための消費電力。充電式製品の充電中以外で消費する電力などがあります。
一世帯あたりの待機時消費電力量は、年間平均228kWhで、一世帯あたりの年間の全消費電力量は4,432kWhですから、5.1%にもなります。
これだけの待機時消費電力量が、電気を使っているという自覚のないまま消費されており、ムダにエネルギーを消費していのです。
その一方で、タイマーやリモコン機能など、使う人が便利で快適な生活を送るために必要なものもありますので、家電製品ごとの待機時消費電力をよく承知して、ムダに消費している電力をこまめに無くすることが省エネルギーに繋がるのです。
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