インフルエンザのシーズンを迎える前に、予防接種をする人は多いと思いますが、手洗いやうがいの励行、マスクの着用など対策は色々あります。
食品に含まれる栄養成分にも、インフルエンザ予防に役立つと考えられているものがあります。それが、ネバネバ食品です。
ネバネバ食品とは、納豆など粘りや糸をひくような物質を含む食品のことで、その粘りの正体は、多糖類を主体にした粘りのある食物繊維とタンパク質を主体にしたものがあります。
また、オクラや長いもや山芋などネバネバ・ヌルヌル食品は、多糖類とタンパク質がくっついたものなどもあり様々な種類があります。
よく耳にするムチンは、食物繊維(多糖類)のガラクタンやマンナンとタンパク質などが結合したネバネバ物質の総称です。
これは、植物だけでなく、人の体内の粘膜にも含まれていて、気管や消化管、目などの表面をカバーして守ってくれています。このおかげで、人は、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなるのです。
一方、多糖類は水溶性食物繊維ですので、腸内環境を整えることに役立ち、これによって免疫機能もきちんと働くことで、風邪やインフルエンザの予防にも役立ちます。
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