トラウマと運命
3月
28日
過去に、何らかの辛い思いをしたとか、いやな経験をすると、それがトラウマとなって、幸福であることに苦痛(不安・罪悪感)を感じる、不幸であることに快楽や安心を感じる傾向があります。
すなわち、「トラウマ」を抱えた人は、頭では幸福になりたいと願いながらも、幸せになるのを避ける、不幸であることに納得して、不幸を求めるというマイナスの選択を生涯にわたって繰り返すことになります。
その結果、いくら頑張ってもうまく行かない、努力をすればするほど、その努力が裏目に出る、自ら幸福を遠ざけて、不幸を引き寄せるという困難を繰り返し経験することになります。
こうした不幸のスパイラルを解消して、幸運を引き寄せられるようになるためには、トラウマを解消することが、一番の近道となります。
人間が本来、生まれながらに持っている幸福を求めて選択する能力を阻害するのは、２種類のトラウマが存在します。
１つ目は、「パーソナルヒストリカル・トラウマ」で、この世に生まれてから現在までの間に経験したトラウマです。このトラウマの記憶は、無意識の心の中に記憶されています。
そして、１５歳までに経験したパーソナルヒストリカル・トラウマが、運命（人生）を決定すると言われております。
もう一つは、「トランスジェネレーショナル・トラウマ」です。これは、先祖の経験したトラウマが、子孫の運命に影響を与える、すなわち、子孫たちの幸福な生き方を選択する能力を阻害するというものです。
その原因となりうる出来事としては、親や先祖が他者を犠牲にして不当な利益を得た、親の苦労や不幸を見て育った、夫婦仲の悪い両親を見て育ったなどがあります。
このように、過去に先祖たちが経験したトラウマ体験の悪い影響は、トランスジェネレーショナル・ヒーリングによつて解消することが可能です。
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