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もの言う牧師のエッセー 再投稿

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第297話「 私には敵はいない 」
 
    中国の民主化を訴えてきた硬骨の人権活動家で作家の劉暁波(リウシアオポー)氏が亡くなった。投獄中にノーベル賞平和賞を贈られ、解放されないまま死去したのは、ナチスを断罪して強制収容所送りとなったドイツ人ジャーナリストで、1935年に受賞したカール・フォン・オシエツキーに次いで2人目という。
 
コロンビア大学の客員研究者として米国滞在中の1989年に天安門事件が勃発。即座に帰国し学生たちの断食抗議を指揮。軍が天安門広場に突入する寸前、友人3人と軍幹部との交渉に臨み、学生らを広場から撤退させ、事件の犠牲を減らした功績を称えられたが、事件後は反革命罪で投獄された。欧米からの圧力もあり、他の民主活動家らが次々と出国する中、釈放後も国内に留まり民主化を訴え続け精力的に活動。当局から繰り返し拘束され強制労働などの迫害を受けても「私に憎しみはなく、敵はいない。」とその信念を最後まで貫いた。
 
ノーベル賞委員会は「20年以上にわたり、中国で基本的人権の適用を唱え、人権を求める幅広い闘いの最大の象徴になった」と評価して平和賞の授与を決定 。2010年12月のノーベル平和賞授賞式では劉氏の椅子は空席のまま、劉氏が中国政府へ向けて書いた陳述書が朗読された。「最大の善意をもって政権の敵意に向き合い、愛によって憎しみを溶かしたい。」
聖書は言う。
 
「悪に負けてはいけません。
 かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい 」
 ローマ人への手紙12章21節。
 
世界中で憎悪が増幅しつつある現代。不寛容がまかり通る世代。そしてそれに異を唱え“暴力を振るう平和主義者”たち。しかしそのいずれも成功しない。ただ十字架にかかったキリストの平和と愛だけが憎しみに打ち勝つ。劉氏のように強くなる必要はない。イエスを心から信じる者は、聖霊により神の力で悪に勝てる強さを持てるから。  
2017-9-1

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