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牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA   

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牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA   
第41話 コロナ、ロックダウン、妻の事故 ⑭「 祈りの援軍現る 」  

   事故から一夜が明け朝になった。やることが山のようあるが、最初に浮かんだのが失われた車の確保だ。これがないとどうにもならない。とは言えロックダウンで収入がないのに これから医療費も払わなければならないのでボロ・ハーレーを売ることにした。すでにFB(フェイスブック)では祈りのメッセが殺到していたものの、近所のリアル友の祈りが必要だ。ウチは小さなハウスチャーチでおまけに単立教会なので他教会の牧師とは日頃あまり会うことがないが、50キロ離れたローリングヒルズカベナント教会(RHCC)の日本語部で牧会するノリ牧師の顔が浮かび電話をした。

彼は日本で広告代理店で働くエリート社員時代にMBA(経営学修士)取得のため米国留学し、その際にイエスさまと出会い献身に導かれ、神学校に入り直して神学修士も収めたスーパー牧師。何でこんな優秀な人が私と付き合ってるのかサッパリ分からない。同教会はいわゆるメガチャーチで4000人ほどの信者がいるので、出来れば誰かにバイクの売却や車の購入などで都合して貰えないかと考えたが、彼はバイクの写真をまずFBに載せろと言う。でも私のFBページは日本向けなのでハーレーの売却には寄与しないことは明らかだ。

しかし御霊の声と信じてポスティングしたところ、それを見たFB友たちは「ミッキーはハーレーを売らないといけないほど困ってるのか!」などと大きな反響を呼んだ。実際には要らないから売ろうとしただけなのだが、この妙な“勘違い”がさらなる祈りを呼び起こし、多くの方々からと励ましと恵みをいただくことになった。しかもノリ牧師夫妻が先陣を切って大きなギフトを捧げてくださった。

いっぽう、妻はこの頃、祈りで懸命に支えてくれている出身教会向けに感謝の気持ちを込めて彼女の証しを録画して送り、女性陣を中心に喜ばれ大いに恵みの時となったが、何とそれを聞いたノリ牧師はぜひRHCCのホームページでも投稿したいと申し出てくださった。その結果RHCCでも女性陣を中心に恵みの時がもたらされ、しかも見ず知らずにもかかわらずも献金まで届いた。さらにそれと前後して同教会メンバーで10年にわたり私の祈りの友であるミッチさんも驚くほどの献金を送ってくださった。“ヨソの教会”の人々にこれほど献金して貰ったのは初めてだ。その後、半年にわたって様々な方々からギフトが届き合計1万ドルを突破したが、驚くほど少人数でそれは達成された。言うまでもなくこの援軍がなければ私たちはとうに破産していた。    

「なぜなら、この奉仕のわざは、聖徒たちの必要を十分に満たすばかりでなく、
 神への多くの感謝を通して、満ちあふれるようになるからです。」 
                第二コリント人への手紙9章12節

11-6-2020
写真:「マスクを着けて記念撮影」ノリ牧師(左)とミッチ氏

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