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牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA   

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第37話 コロナ、ロックダウン、妻の事故 ⑩「 大丈夫 」  

   しばらくしてアシュリー兄が迎えに来てくれた。「水を持ってきました。」と彼。実にありがたい。そう言えば昼食から全く水を飲んでいなかったが、喉の渇きを意識する間もなかった。妻がすでにER内へ入ったことを彼に告げると、「ここからが長いんですよ。」 彼はこれまで幾度もERへ来たので状況を熟知している。「場合によっては診てもらうのに5~10時間、朝まで待たされたりとか。。。」とポツリ。なるほど。改めて一筋縄でいかないことを悟り、彼の車に乗り込んで慣れない真っ暗闇の町をナビを見ながら家路についた。

「チン!」 しばらくすると携帯のテキストが鳴った。「ん?誰?」と見ると何とカミさんだ!「今、レントゲン撮った。これからCTスキャン」 え? もう診察して貰えてるの? つうか彼女はちゃんと目が見えるのか?ちゃんとスマホも打てる。。などと戸惑っていると今度は「もうCTスキャンも撮った」と打って来た。えー?!マジで?「かなり速い診察ですね。珍しいです。良かったじゃないですか」とアシュリー。驚いていると ついに彼女からダメ押しの一発、「大丈夫」 大丈夫!? これで妻の意識がはっきりしてることや診察がスムーズに進んでいることなどが確認出来た。「勝った!!」 すでにこの勝負はついたことを確信した。天を仰ぎ 主に感謝を捧げ、「どや サタン!見てみぃ!これが我が神の力や!!」と勝ちどきを上げた。

「世に勝つ者は誰ぞ、イエスを神の子と信ずる者にあらずや。」  
          第一ヨハネの手紙5章5節、文語訳

こうなるとボヤボヤしてられない。アメリカでは重症者でも即日退院は当たり前。増してやコロナ禍なので罹患者以外はすぐに追い出される。早く風呂と飯を済ませ妻の退院に備えねばならない。アシュリー兄はナビを使っても方向音痴でノロノロ運転なので1時間もかかり、帰宅したのは午後10時前。それにしても彼はよくここまで付き合ってくれた。主に在る友は最強の友だ。彼に神の祝福がいつまでもありますように。

さっと風呂を済ませた後、なぜか腹が減っていないのでPCに向かい祈りつつフェイスブックで祈祷要請をしたところ、アッという間に1000を越える“いいね”と祈りのメッセが殺到した。何をするにもまず祈ることと祈ってもらうこと。「よし!」これで後顧の憂いはない。夕食を午前12時に食べ終えた時、「チン!」と再び携帯テキストが鳴った。やはり即日退院だ。つまり異常がなかったということ。後で妻から聞いた話だが、彼女は頭から “出血していたおかげ” でトリアージの優先順位が上がり先に見てもらえたとのこと。出血がなければどうなっていたか分からない。どこまでもきめの細かい神さまの導きに脱帽した。            10-5-2020

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