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もの言う牧師のエッセー 再投稿

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第347話「 プラごみ問題 」
 
  5月末、タイ南部で雄の小型クジラが弱々しく漂流しているのが見つかったが、獣医師らの介抱もむなしくポリ袋5枚を吐き出した末に死んでしまった。解剖の結果、スナック菓子の小袋から大きなゴミ袋まで何と80枚以上のポリ袋が胃から出てきたことから、国民は大きな衝撃を受けた。多くの場合、ポリ袋1~2枚でも死ぬそうで、「クジラの死は我々の怠慢の結果。社会を変える契機にしなければならない」と訴えるのは海洋生物学者でカセサート大学のトン水産学部副学部長。が、斯様な事例は氷山の一角に過ぎない。
 
最近よくニュースで報じられているのが、ペットボトル、弁当の容器など海洋プラスチックごみを誤食して死んだ多くの海鳥やウミガメ、魚たちだ。まだある。実は海に流出したプラごみは、漂流中、そして海岸に打ち上げられた後、紫外線を浴びて劣化し、波に洗われているうちに5ミリ以下の小さな「マイクロプラスチック」になる。東京都環境局による「海洋ごみ問題に対する日本の取組」によれば、2015年時点で日本周辺海域では世界の海の27倍にも及ぶマイクロプラスチックが存在し“ごみのホットスポット”状態なのだという。
 
これらの現状を踏まえ、欧米ではプラスチック使用の規制が進みつつある。米カリフォルニア州マリブ市では、6月1日から飲食店でプラスチック製ストローを提供することが全面禁止になり、米コーヒーチェーン大手スターバックスはストローの使用を2020年までに全廃すると発表。さらには米マリオット・インターナショナルやヒルトンも世界中の傘下ホテルでのプラ製ストローの全廃を発表し、すでに紙製ストローに替えつつある。だが、日本は今のところ国にも自治体にも規制をする動きはなく、先ほどカナダで行われたG7サミットではずいぶん文句を言われてしまった。聖書には、
 
「私たちは、被造物全体が今に至るまで、
 ともにうめきともに産みの苦しみをしていることを知っています。」            
    ローマ人への手紙8章22節、
 
とある。本来人間は神に似せられて造られ、神に代わって地球を管理するはずであったが、堕罪し、罪にまみれ、地球と生息生物そのものを汚染させてしまった。悲しみや苦しみに難儀しているのは人間だけではないのだ。もはや取り返しのつかないほどに進んだ地球汚染。しかしイエスを信じる者には望みがある。終わりの日に彼が帰還し、人々を救うのみならず、地球と生物の全てを救われるのだから。         
2018-8-4

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