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もの言う牧師のエッセー 再投稿

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第322「 ミレニアルズの進撃 」
 
  「一般的に現職は選挙で優位だが、権威に反発する風潮が強い中ではそうではない。2009年には50の民主国家の国政選挙で政権を握る与党が90%の確率で勝った。ところが、それ以降は確率が下がり、16年は40%しか勝てなかった。」 金融機関モルガン・スタンレーのチーフ・グローバル・ストラテジスト、ルチル・シャルマ氏が、米外交問題評議会(CFR)が発行する国際問題専門誌「フォーリン・アフェアーズ・リポート」で昨年6月に寄せた論文だ。世界経済は高成長がもはや望めなくなったにもかかわらず、その現実に向き合えずにいる政治や社会を論じた。
 
第二次大戦後から続く経済成長の時代は終わり、成長を支えてきた三つの力、人、モノ、金の動きが逆回転を始め、爆発的な人口の増加は頭打ちになり、投資の縮小や銀行資金の引き揚げが起こり、グローバル化も後退しつつあると言う。「理想としては、政治家たちが新たな現実をふまえ、人々の期待を下方修正するはずだが、実際は非現実的な成長を目標に掲げ続けている。その結果、選挙で思いがけずにつまずくことになり、かつての輝きを取り戻すと声高に訴える大衆迎合主義が勢いを得ている。」
 
さて、80年代から90年代に生まれた ミレニアル世代を対象に世論調査を17年間手がけてきたジョン・デラ・ボルプ氏が、ハーバード大学公共政策大学院政治研究所で行った調査では、回答した若者の42%が資本主義に賛成すると答えたが、自らを資本主義者だと考える若者は19%にとどまった。
 
「私たちは資本主義を信用しない。私たち自身がうまく行っていると思えないから」とイーロン大学3年の女子大生の弁。「多くの若者はもうアメリカンドリームを信じていない。」 また、彼らは宗教や制度への信頼が乏しく、一方で自分たちの将来を良くするために政府がより大きな役割を果たすべきとも答えている。なるほど政治は信じないが援助は欲しいというわけか。だから彼らは減税には反対であり、オバマケアが歓迎されながらヒラリー氏は落選した。
 
「こうした若者が何かでまとまるとしたら、それは不安感だ」とボルプ氏。 さらに、ミレニアル世代は社会的意識が高く企業の社会貢献を重視。また自分の価値観に合う会社で働くためなら給料が下がってもよいと考えており、これからの雇用主には挑戦的だ。今までと違う価値観を持った時代が始まった。
 
「心を尽くして主に信頼し、自分の分別には頼らず、
 常に主を覚えてあなたの道を歩け。
 そうすれば、主はあなたの道筋をまっすぐにしてくださる 。」    
            箴言3章5-6節:共同訳。
 
全てがひっくり返るかも知れない時代。漠然とした不安が覆う時代。 新しい勢力が取って代わる時代。まず神を信じ、ブレない確信に満ちた道を歩もう。               2018-2-10 

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