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第249話「 イチロー幽霊 」 
 
 メジャー史上30人目の通算3000安打を達成したマーリンズのイチロー外野手への賛辞が止まない。昨シーズンは自己最低の成績に終わり、開幕時点では今季中の記録達成は微妙かと思われたが、今季メジャー現役最年⻑である42歳の彼は好調を維持している。 

その理由について、かつてシアトル・マリナーズを指揮したルー・ピネラ氏は、イチローのように打席に入る前、入念にストレッチを⾏う選手は⾒たことがなかったと話し、「アメリカでは、過酷な春季キャンプを終え、シーズンが始まってしまえば試合前にチームでストレッチをする程度。後はプレーするだけ。それをイチロー違うレベルに押し上げた。」と述べている。このことは多くの選手や関係者の間で語り草になっており、 試合前に他の選手たちが雑談やスマートフォンに講じている傍らで、1 人で横になり⻑時間のストレッチを繰り返し、記者からの取材に答える際にも動きを止めない。 

彼の愛工大名電高校時代の監督である中村豪氏は、イチローとの初めての出会いを「170センチ、55キロ、ヒョロヒョロの体格」だったと述懐する。しかし新人離れしたミートの巧さ、鋭いスイング、130キロの投球、走らせても速いので、⼀年⽣でレギュラーの座を獲得し中村氏を唸らせた。いっぽうで練習は皆と同じメニューをこなし、他の選手に比べて熱心というほどでもなかったので、これが天性の素質かと中村氏は考えていたという。しかしある日、深夜のグラウンドの片隅に幽霊が出るとの噂が流れ、彼が恐る恐る確かめに⾏ったところ、そこで彼が目にしたのは暗闇の中で黙々と素振りに励むイチローであった。何のことはない彼は今も昔も努⼒の人であり、さらにそれを継続できる人なのだ。 

イエスの有名な「種蒔きのたとえ話」には、“4種類の地”に種が蒔かれ、実を結ばない悪い3つの地と、実を結ぶ良い⼀つの地が描かれる。その意味は 

「良い地に落ちたのは、みことばを聞いた後、
 これを正しい良い心でしっかりと守り、 
 耐え忍んで実を結ぶに至る人たちのことである。」
       ルカの福音書8章15節:口語訳

とあるように、努⼒をして実を結ぶ人と同時に、すぐにやめる人や中途半端な人、努⼒を嫌う人が大勢いることを示す。ちなみに“種”は福音(ゴスペル)を意味しイエスによって今も蒔かれているが、イエスを信じたらそれで終わりなのではない。彼に従い努⼒し続けること。これが実をならせる正しい信仰である。
 2016-8-18

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