もの言う牧師のエッセー 再投稿
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第222話「 SMAP解散騒動 」
SMAPがテレビ生放送で解散騒動を謝罪した。しかしメンバーの表情は一様に暗く、重苦しい雰囲気が漂い、誰に何を謝っているのか具体性に乏しく、解散しないとも明言しなかったことからモヤモヤは残った。
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会の川端和治氏によれば、SMAPが騒動を謝罪した1月18日のフジテレビ「SMAP×SMAP」について、同月末までに約2800件の視聴者意見が寄せられたが、最も多かったのが「無理やり謝罪させたパワハラだ」というものだ。当然であろう。
漫画家の小林よしのり氏は、「マスコミもファンも大喜びだが、恐い世界だなと感じる。同調圧力に個人が押し潰される様子が見える」と秀逸なコメント。さらに「事務所はマスコミに対して強すぎる、ファンは新興宗教並みの熱意で多すぎる。これではメンバーの意思など尊重されない」と、様々な事情からメンバーが自身の言葉で語ることができていないと指摘。
また、この騒動が音楽・テレビ業界のみならず日本社会全体の問題になってしまったことに関し、「スポンサーも絡んで、政財界も絡んで、日本のインフラと言われる始末だし、こういうところが日本の集団主義の恐ろしさでもある」とも。共同通信はこれを「芸能界と社会の “不寛容” さを映す事件」と総括したが、正に我が意を得たりである。
聖書には
「愛は寛容であり、愛は親切です。」1コリント人への手紙13章4節、
とあるが、今の日本の閉塞感を打ち破る根本的なメッセージがここにある。自分の都合で物事を動かそうとし、他者を赦せない不寛容な人間たちの罪を赦すために、神は彼自身の一人子であるキリストを十字架にかけて殺した。ここに神の究極的な愛があり、その神の愛にガチで触れた者は、今度は自分が他者に対して愛と寛容さを持てるよう造りかえられていく。それが福音(ゴスペル)であり、日本を救う。 2016-2-26
第222話「 SMAP解散騒動 」
SMAPがテレビ生放送で解散騒動を謝罪した。しかしメンバーの表情は一様に暗く、重苦しい雰囲気が漂い、誰に何を謝っているのか具体性に乏しく、解散しないとも明言しなかったことからモヤモヤは残った。
放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会の川端和治氏によれば、SMAPが騒動を謝罪した1月18日のフジテレビ「SMAP×SMAP」について、同月末までに約2800件の視聴者意見が寄せられたが、最も多かったのが「無理やり謝罪させたパワハラだ」というものだ。当然であろう。
漫画家の小林よしのり氏は、「マスコミもファンも大喜びだが、恐い世界だなと感じる。同調圧力に個人が押し潰される様子が見える」と秀逸なコメント。さらに「事務所はマスコミに対して強すぎる、ファンは新興宗教並みの熱意で多すぎる。これではメンバーの意思など尊重されない」と、様々な事情からメンバーが自身の言葉で語ることができていないと指摘。
また、この騒動が音楽・テレビ業界のみならず日本社会全体の問題になってしまったことに関し、「スポンサーも絡んで、政財界も絡んで、日本のインフラと言われる始末だし、こういうところが日本の集団主義の恐ろしさでもある」とも。共同通信はこれを「芸能界と社会の “不寛容” さを映す事件」と総括したが、正に我が意を得たりである。
聖書には
「愛は寛容であり、愛は親切です。」1コリント人への手紙13章4節、
とあるが、今の日本の閉塞感を打ち破る根本的なメッセージがここにある。自分の都合で物事を動かそうとし、他者を赦せない不寛容な人間たちの罪を赦すために、神は彼自身の一人子であるキリストを十字架にかけて殺した。ここに神の究極的な愛があり、その神の愛にガチで触れた者は、今度は自分が他者に対して愛と寛容さを持てるよう造りかえられていく。それが福音(ゴスペル)であり、日本を救う。 2016-2-26