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もの言う牧師のエッセー 再投稿 

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もの言う牧師のエッセー 再投稿 
第206話「 鬼怒川氾濫 」
 
    9月10日に関東地方を襲った豪雨は凄まじかった。特に茨城県常総市は鬼怒川の堤防決壊により、大規模な水害に見舞われ多数の家が流されたり水浸しになったりした。そんな中、「 ものの20分の間に軍(自衛隊)のヘリから隊員が4度降りてきて、住民を1人ずつ助け上げていった」と、川の氾濫で自宅に取り残された人の救出劇を、なかば興奮気味に報じていたのは中東の衛星テレビ局「アルジャジーラ」である。


なるほど、ペットの犬も一緒に助けたり 、最後の行方不明者が見つかるまで捜索を続けようとする国は、世界中見渡してもなかなかあり得ない。同様の反応は東日本大震災後の被災地取材でもあった。「震災からまだ9ヶ月というのに、もう道路が出来ている! デリーの高級街やニューヨークにある道路と同等か、もっと立派な道路が!」と驚いたのは、インドの新聞「インディアン・エクスプレス」の編集次長だ。


「平和度が高いと自然災害から立ち直る力も強い」と指摘するのは、イギリスの IEP/経済平和研究所(Institute for Economics and Peace)。彼らが毎年公表する“世界平和度指数”では、人々が暴力や暴力の恐怖からどれくらい解放されているかを国別に採点しているが、 日本は今年162カ国中8位、過去最高が3位にまでなったことがあるというから大したものだ。被災した人々に対しては、これから復興への援助のために国が一丸となって取り組まねばならない一方で、地球上では毎年2500万人の人々が洪水や地震で家を失っていることにも目を向けたい。 “救い”がテーマである聖書には、


「あなたの神、主があなたに与えようとしておられる地で、あなたのどの町囲みのうちででも、あなたの兄弟のひとりが、もし貧しかったなら、その貧しい兄弟に対して、あなたの心を閉じてはならない。また手を閉じてはならない。」
申命記15章7節、
  
とあるが、それは、困った人を助けるということのほかに,助けられた人もやがて他者を助けるという善の循環をも指し示す。救い主キリストは、十字架によってまずそれを実践し、我々に愛を示して下さった。日本人は決して弱くはない。それどころか出来ることはいくらでもある。まずはキリストを信じ、己を助け、他者に対しても手を差し伸べよう。
2015-10-31   
 

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