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もの言う牧師のエッセー 第128話 再投稿

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もの言う牧師のエッセー 第128話 再投稿
「 たこ焼きロボ」  

  グーグルがロボット開発に乗り出したり、ドイツのハノーバーでは人型ロボがポールダンスをしたり、東京の国立情報学研究所では人工知能「東ロボくん」に東大受験勉強をさせたりと、最近ロボットの話題が多い。そんな中、数年前にたこ焼きロボを開発して業界に衝撃を与えた大阪市西淀川区の町工場、東洋理機工業の細見成人社長が、今度はお好み焼きロボを開発した。文字通りお好み焼きを手早く器用にひっくり返していく“機械の職人さん”だ。
  
もともと産業用ロボットは殺風景な工場ラインでひたすら部品製造などをするイメージがあり、現に“冷凍たこ焼き”もその様にして作られているが、なぜこのようなものをわざわざ作ったのだろうか。「子供の頃からロボットが好きでした」と笑う細見氏は、関西らしい遊び心を前面に出し、「ロボットをもっと他の場所で使えないか。例えば少子高齢化で職人の技能継承が危ぶまれるなか、ロボットが熟練技能を継承できないか。ロボットを工場から解放するのが目標です」 と言う。

実はこのたこ焼きはコストを考えたら1個1000円もするそうで、首をかしげる人もいるそうだが、「そんな小さなことではなく、まず出し物として作り、その中から新しい技術の芽を掴もうとする。お遊びだけど真剣にやっているんです」。 この細見氏の話は、

「神である主は、東の方エデンに園を設け、
 そこに主の形造った人を置かれた。
 そこを耕させ、またそこを守らせた。」創世記2章8,15節、

という神による人類創造の物語にソックリだ。神は彼自身に似せて人を造り、自分でやれる創造的な仕事をわざわざ人間に任せて下さった。常に失敗し、割の合わない仕事ぶりの人間ではあるが、小さなことは言わず、優しく見守り、我々が成長するのを助けて下さる。何と言っても神は人間のことが大好きで、ついには失敗まみれの人類を救おうと、一番大切なものであるキリストさえも遣わして下さった。洒落っ気たっぷりの神に感謝である。  
2014-3-12 

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