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牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA   

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第40話 コロナ、ロックダウン、妻の事故 
⑬「 死からよみがえった女 」  

   「私、もう死んでたんやな。。。」 事故からしばらくたってから、事故の写真を見た妻はそうつぶやいた。2人で大破したマスタングの写真を見ながら言いえて妙だと思った。

8月2日の朝、首都高の湾岸線で100キロ以上で走るポルシェが前を走っていた黒いワゴン車に追突し、ワゴン車に乗っていた夫婦が車外に投げ出され死亡したことがあったが、今回の妻の事故も殆ど同じ状況だった。妻が路肩に寄せるために50キロ程度まで減速し始めたところ、後ろから100キロ以上のスピードで追突された。ブレーキ痕はなく、直撃されたことまで首都高の事故に酷似してる。しかし日本車に多い小型車やアルミボディの軽量車でなく、鉄製で重く車高の低いアメ車だったおかげで助かった。さもなくば吹っ飛ばされてひっくり返っていたに違いない。また、古いボロアメ車のせいでエアバッグが開かなかったが、不思議と顔面を強打することもなかった。何もかも、力強い御手で妻を守って下さった神のおかげだ。

「私はもう一度 死んだんや。でも神さまが死から救い出してくれた。イエスさまは私のために十字架にかかり、すでに一度、私を死から救ってくださったけど、今度は事故からも救い出してくださった。私は死からよみがえったんや。だから今後はますますイエスさまのために生きたい! 」 妻の決意表明とも受け取れる力強い言葉に私は驚いた。聖霊の強い力を感じつつ。。。

実はその頃、ロックダウンが始まって間がなく、仕事の復帰は叶わず、政府の援助や失業保険もまだ届いておらず、先行きが全く見えなかった。そこへ急に起こった大事故。莫大な医療費がかかるかも知れないし、アメリカ名物の訴訟沙汰にでもなったら とてもではないが太刀打ちできない。しかし妻は激痛に耐えながら言葉を絞り出す。「体はボロボロだし、お金もない。私にとって人生最大のピンチ。でも、人生最大の平安がある。」と。 ああ、何という主の憐みだろうか! 妻から「大丈夫」の絵文字を受け取った時(37話 ⑩参照)、私はすでに勝利を確信したが、今、妻にもこのような雄々しい霊と言葉と確信が与えられるとは! 正にそれは

「私たちは、四方八方から苦しめられますが、
 窮することはありません。
 途方にくれていますが、行きづまることはありません。
 いつでもイエスの死をこの身に帯びていますが、
 それは、イエスの命が私たちの身において明らかに
 示されるためです。」第二コリント人への手紙4章8,10節

の言葉の通りだ。そして彼女はその後、その言葉通り激痛に耐えつつ御霊の力で歩んだ。痛みで眠れない日が続く中(39話 ⑫参照)、不平は一切言わず いつも感謝していた。料理をし、銀行や買い物へ行き、ミシンで枕カバーやマスクを縫った。妻は横になっても座っても痛みがヒドイので、むしろ立って何かしてる方が楽なのだと言っていたが、どう見ても彼女の力以上の何かが働いているのは明らかだ。言い尽くしがたい神の大きな御手による力と守りが妻を支えていた。      10-14-2020

PS: バックナンバーご希望の方は当教会HP: socalbiblechurch.com をご覧ください。

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