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牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA   

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牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA   
第32話 コロナ、ロックダウン、妻の事故 ⑤「ああコロナ、されど伝道」  

   さらにガブリエルは申し訳なさそうに驚くべきことを言った。「実はアンタを家に送ってはいけない。」「何じゃそりゃ!?」と聞き返すと、「コロナ危機のせいで、この市では車両を運ぶ際、車の持ち主はトラックに乗れず、乗れるのはトラック運転手だけ。だから彼はアンタの車だけ家まで移送するが、アンタを家までは送ってはいけない。そのためにアンタは家族にでも電話してここまで迎えに来てもらわないといけないんだ。。。」
「しまった!!」 まさかそこまでは考えてなかった。OCでは通常通りAAAの運送サービスは行われていたからだ。しかしよく考えればロックダウンから1カ月現在、LAではコロナが猛威を振るい多くの人が命を落としており、外出制限もOCよりはるかに厳しかった。うかつだった。この時期にLAをボロバイクで走った俺がアホやった。悔やんでも始まらない。「じゃどうする? 俺はOC在住だ。カミさんに向かえに来てもらったら今から30分はかかる。」だが「じゃあ彼女に電話して待つしかない」と再び申し訳なさそうに言う彼。仕方なく妻に電話した。

「今からロングビーチまで?」と彼女はかなり驚いたが とにかく家を出発した。相変わらずFwyは皆が猛スピードで走っており危険でウルサイので、その間2人で彼が乗って来た小汚いトラックに乗り込み妻を待つことにした。トラック入ると彼は「ところでアンタは仕事してるの? ロックダウン中だけど。」と聞いて来た。「ああ、俺は牧師なので説教を作ったりオンラインで人と会ったりなど家でいることが多いので生活は変わらないよ。君は?」と尋ねると、「イタリアから1年ほど前に来た学生でこれはアルバイト」と言う。さらに彼は思いがけないことを聞いてきた。

「アンタは牧師だよね。何でこんなに色々宗派があるの?」 おお、来た!と思った。
 伝道の機会はそこここに転がっている。
カチッとモードが切り替わり、主の導きを感じつつトラックが“伝道集会“に早変わり。
ボク:「人間には罪があり、エゴがあるから他者より自分が正しいと思うので、宗教や政治などすぐセクト化するんだ。
    1コリント1章にはそれが詳述されてる。人に焦点を合わせイエスに焦点を合わせないから信者同士争ってる。
    全くアホだよね? キリストが中心にいないとそうなる。」
彼 :「なるほど。ボクはカトリックで毎週教会に行くよ。お婆ちゃんが厳しい人で“行け行け”とうるさいんだ。」
ボク:「そうだろう。大抵の人がそうだ。ルーティンや惰性で行く人やクリスチャンファミリーの人、文化的背景やイベント付き
    合いで行く人など。だから生活にイエスがなく、平気で悪い事をする者もいる。
    君はイエスが君のために十字架にかかった救い主と信じてるだろう。でも本当にそうかな? 確信はある??」
彼 :「ウーン。よく分からない。。。」
ボク:「だよね。君はまだ何も信じてない。でもイエスが2千年前に十字架にかかったことは知ってるので、
    一応“信者”だと思ってる。 でもね、『イエスを信じるとはイエスに従うこと』なんだ。分かるよね。でも出来ないよね?
彼 :「分かる。でも出来ない。。。聖書も読んでないし、教会へも毎週行くわけじゃないし。。。」
ボク:「そうだろう。でも本当にイエスを信じ、彼を心にお迎えする時、君はイエスの聖霊を受けるんだ。
    ほら、スターウォーズのフォースみたいなもんさ。君は出来ないことが出来るようなる。少しずつ。
    逆に言えば、聖霊抜きにしてキリスト者は
    何も出来ない。さっきの話のように かえって仲間割れするのがオチだよ。かつては俺もヒドイ人間だった。
    でも聖霊を心に迎えることで神と共に歩めるようになった。
    信仰者の人生は試練が多く 楽ではないが、いつも平安と喜びがある。」
などと主を称えつつ福音を語りまくり、あっという間に30分近く過ぎ去った。ガブリエルは熱心に聞いていた。 

「あなたがたの内にある希望について説明を求める人には、誰にでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。」
   第一ペテロの手紙3章15節                          
9-15-2020

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