牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA 第24話
第24話「教会発足式、前編」
2008年末にはすでに教会は始まってはいたものの、実質 私と妻だけの小さな単立教会、しかも日頃 働きながらのミニストリーは毎日忙しかったが、何としても3年以内のイースター、つまり2011年4月24日に正式な発足式を近隣の人や友人らを集めて行いたいと祈っていた。しかしイースターはどこの教会も忙しいので1週間繰り上げ、17日の棕櫚の日礼拝に設定し直し(23話参照)、他教会の人々が来やすいように午後からの開催と決めた。折り返し郵便付き招待状を有志の方々へ送付するも殆どスルーされ、悶々とした日が続く中、ついに当日前の週末を迎えた。
前々日の木曜日に日本から私の家族を含む4人の兄弟姉妹が到着したが、私は前日土曜も鮨屋で板長をしていたので目の回るような忙しさ。しかも発足式の翌日月曜にはシゲ子さんの葬式も控えてる。しかし彼らは「サドルバック教会へ行きたい」と言うので同教会メンバーのトム(16話,23話参照)に話すと「土曜にハワイアンの昼食会があるから寄れば?」と言う。聞けば教会内ではなく最寄りのレストランとのことで、「何でこのクソ忙しいのに!」と腹立てながらも現地へ伺ったところ、そこには依然サドルバックでお世話になった懐かしい面々がいて、前回お世話になった正美姉や、日系人らと旧交を温め ほのぼのとした時を過ごした。
昼食会が終わり、私は鮨屋の仕事へと向かい、妻は4人の有志を乗せてサドルバック教会の土曜夕礼拝へ向かった。実は私がいた鮨屋はサドルバック教会の近所だったので、礼拝後、彼らは鮨屋に食べに来て「明日は頑張ろう!」などと盛り上が大いに恵みの時となった。
しかし、妻が彼らをホテルへ送る途中に立ち寄ったガソリンスタンドで何とアストロ・バンがえんこ!全く動かなくなり暗闇の中で立ち尽くした。ちょうど仕事を終えた私は大急ぎで現場へ駆けつけレッカーを呼び、その間に私の車で彼らをホテルへ送ったものの、明日の発足式のキーボードなどの資材一式と5人以上の人間をどうやって運ぶのか?土曜の深夜に修理できるはずもない。おまけに明日の朝は近所のクリスタル教会へ彼らを案内する予定もあり、さらに明後日の葬式にもバンは必要なのだ。もはや明日の準備をしてる余裕もなくなった。
「何でこんな時に!?」 もはや祈るしかない。つぶやくことを避け、歯を食いしばりながら主の御声に耳を傾けると少しずつ分かって来たことがある。「これは戦争や!」 私ごとの揉め事に非ず、“霊の戦い“だということ。教会にとって一度しかない発足式でなぜこういうことが起こるのか。それはサタンの悪の力が激しく抗っているからだ。つまりサタンがここまでムキになるほどこの教会にはイエスの望みが大いにある!「寝よう。」 後は明日だと決め、神を信じて眠りについた。その前日に与えられていた言葉。。。
「おおよそ神より生るる者は世に勝つ、世に勝つ勝利は我らの信仰なり。」
第一ヨハネの手紙5章4節、文語訳
3-14-2020
2008年末にはすでに教会は始まってはいたものの、実質 私と妻だけの小さな単立教会、しかも日頃 働きながらのミニストリーは毎日忙しかったが、何としても3年以内のイースター、つまり2011年4月24日に正式な発足式を近隣の人や友人らを集めて行いたいと祈っていた。しかしイースターはどこの教会も忙しいので1週間繰り上げ、17日の棕櫚の日礼拝に設定し直し(23話参照)、他教会の人々が来やすいように午後からの開催と決めた。折り返し郵便付き招待状を有志の方々へ送付するも殆どスルーされ、悶々とした日が続く中、ついに当日前の週末を迎えた。
前々日の木曜日に日本から私の家族を含む4人の兄弟姉妹が到着したが、私は前日土曜も鮨屋で板長をしていたので目の回るような忙しさ。しかも発足式の翌日月曜にはシゲ子さんの葬式も控えてる。しかし彼らは「サドルバック教会へ行きたい」と言うので同教会メンバーのトム(16話,23話参照)に話すと「土曜にハワイアンの昼食会があるから寄れば?」と言う。聞けば教会内ではなく最寄りのレストランとのことで、「何でこのクソ忙しいのに!」と腹立てながらも現地へ伺ったところ、そこには依然サドルバックでお世話になった懐かしい面々がいて、前回お世話になった正美姉や、日系人らと旧交を温め ほのぼのとした時を過ごした。
昼食会が終わり、私は鮨屋の仕事へと向かい、妻は4人の有志を乗せてサドルバック教会の土曜夕礼拝へ向かった。実は私がいた鮨屋はサドルバック教会の近所だったので、礼拝後、彼らは鮨屋に食べに来て「明日は頑張ろう!」などと盛り上が大いに恵みの時となった。
しかし、妻が彼らをホテルへ送る途中に立ち寄ったガソリンスタンドで何とアストロ・バンがえんこ!全く動かなくなり暗闇の中で立ち尽くした。ちょうど仕事を終えた私は大急ぎで現場へ駆けつけレッカーを呼び、その間に私の車で彼らをホテルへ送ったものの、明日の発足式のキーボードなどの資材一式と5人以上の人間をどうやって運ぶのか?土曜の深夜に修理できるはずもない。おまけに明日の朝は近所のクリスタル教会へ彼らを案内する予定もあり、さらに明後日の葬式にもバンは必要なのだ。もはや明日の準備をしてる余裕もなくなった。
「何でこんな時に!?」 もはや祈るしかない。つぶやくことを避け、歯を食いしばりながら主の御声に耳を傾けると少しずつ分かって来たことがある。「これは戦争や!」 私ごとの揉め事に非ず、“霊の戦い“だということ。教会にとって一度しかない発足式でなぜこういうことが起こるのか。それはサタンの悪の力が激しく抗っているからだ。つまりサタンがここまでムキになるほどこの教会にはイエスの望みが大いにある!「寝よう。」 後は明日だと決め、神を信じて眠りについた。その前日に与えられていた言葉。。。
「おおよそ神より生るる者は世に勝つ、世に勝つ勝利は我らの信仰なり。」
第一ヨハネの手紙5章4節、文語訳
3-14-2020