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もの言う牧師のエッセー  傑作選 第56話

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第56話 「大滝秀治の役者道 」

60年以上にわたり舞台・テレビ・映画などで幅広く活躍された名優、大滝秀治さん が去る10月、ガンで亡くなった。87歳だった。かつて “壊れたハーモニカの様な声” と 評された独特のかん高いかすれた声と、飄々としつつも時には激昂する芸風により、とにかくアクの強い人で、圧倒的な存在感の持ち主だったと記憶している。俳優を志すも前述の声などから役者に向かないと上司に評され、裏方の効果係をする不遇の 時代には肺結核で左肺を切除する大手術も経験。後40代半ばになってようやくブレイクした。

随分色んな映画に出ているなと思ったら、市川崑や伊丹十三の作品では常連的存在で、日本映画が大作ブームに沸いた1970年代には、何と全国公開された大作の実に八割近くも出演していた。随分おじいさんの役が多いなと思ったら、「俺は声も顔も悪く、若い頃より老け役を演じることが多かった」と本人の弁。最後の作品となった映画「あなたへ」で共演した高倉健は、「あの芝居を間近で見て、あの芝居の相手でいられただけで、この映画に出て良かった」と、彼との共演シーンで落涙したという。

そんな大滝さんの日頃の口癖は、「つかる ひたる ふける」である。役に対する彼の姿勢だ。なるほど言いえて妙だと、聖書の言葉

「 御霊に満たされなさい。」エペソ人への手紙5章18節

を思い出した。実は神を信じたからと言って “いい人間” になれる分けではなく、また、無理矢理努力して模範的なクリスチャンになろうとしても無駄である。キリストを死から甦った 救い主と信じ、彼が下さる聖霊に “満たされる“ ことによって初めて不可能が可能になるのだ。 この状態を「神を信じる」という。キリストの聖霊にどっぷり浸って力を得よう。     2012-11-29

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