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牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA 第13話

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牧師、バイカー、鮨職人として。...
第13話「看板と人々」

エミリオが作ってくれた看板はたいへん重宝する。我が教会はあちこち出かけて行くのでいつも看板を持ち歩く。しかし調子に乗って使ってるうちに表の方に引っかき傷がついてしまい、しかも軽いビニール製なので折れそうになって来た。今さらではあるが表にプロテクト用の透明シートをつけ、裏には補強用のプラスチック板を張ることにした。色々調べてみたら広告バナーを作ったりもする写真屋が透明シートを付けることが出来ることが分かったので、常々世話になっている写真屋を訪れた。

とは言え、デジカメやスマホのせいでアメリカでは10年前の時点で写真屋はほぼ全滅状態で、近所には一軒もなく5キロ離れた場所まで通っていた。その店のオーナーはCSという名の40代の韓国人でひっそりと営んでいたが、韓国人には“初対面の人には愛想が悪い”という文化があり初めの頃はとにかく不愛想だった。バイクの写真などを持ち込み拡大してもらうなど、何度か通ううちにようやく少し打ち解けたのだが、看板の防護シートの話をしてみたところ、CSは「そうか。実は看板に厚みがあるために機械に通してシート付けるのはけっこう難しい技術なんだ。でも、アンタは牧師だから、アンタから金を貰うわけにはいかない。俺はクリスチャンじゃないが、アンタが人のためにミニストリーをしてることは分かってるから。」と言ってシート代だけで工賃なしの格安で作ってくれた。主の憐みと彼の粋な計らいに思わず涙が込み上げた。しかしCSの写真屋もそれからほどなくして姿を消した。時代の流れには抗えなかったのだ。今もこの看板を見るたびに彼のことを思い出す。そして彼の救いを祈る。

裏側に張るプラスチック板は初めから頼む相手は決まっていた。私がバイクのミニカーの収集していた時に収納用のアクリルケースを作ってくれたメキシコ人のプラスチック成型屋に発注した。オーナーは女性で苗字がボレイズ、名はバーニース、だから略して“BB”と呼ばれている。彼女との付き合いは古くもう25年にもなる。出会った頃の彼女はチャーミングな10代の女の子でお父さんと小さな町工場を起業したばかりだったが、今や全米に商品を流通させる巨大ファクトリーの経営者だ。10年前 久しぶりに会った彼女に詳細を伝えると、「アンタは教会を運営してるんだから、アンタから金は貰えない。材料費だけちょうだい。」と言ってこれまた格安でやってくれた。何と不思議な神の導き。CSもBBも同じセリフを言うとは。イエスさまが、

「わたしの弟子だというので、この小さい者たちの一人に、
 水一杯でも飲ませるなら、誠に、あなた方に告げます。
 その人は決して報いに漏れることはありません。」
           マタイの福音書10章42節

と言われたことを思い出した。いっぽうで、神さまは決して“便利屋”なのではない。このような奇蹟はたいてい教会の開拓初期に起こる。しもべが未経験で非力だからこそ神は応援してくださる。少しずつ自分が成長し力を付けたら、それに比例してより困難な問題に直面し、なかなか奇跡は起こらず難儀する。だが、これまでいただいた神の恵みと人々の親切を振り返り、感謝しつつ乗り越えて行きたい。   9-14-2019    つづく。。。

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