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牧師、バイカー、鮨職人として。。。シェア from LA

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牧師、バイカー、鮨職人として。...
第1話「鮨屋にて。デイブ」

   今から10年前の話。20年ぶりに神に召され、近所の鮨屋の板場に立ちながら、とある小さな教会で伝道師をしていた時のこと。ひょろっとした地味な30歳後半くらいの白人男性がカウンターに座った。
後ろ髪がやや長く、野球帽をかぶってるので店内での彼はやや暗いイメージだ。

彼が3品ほど注文した鮨を食べ終えたところで、私はいつも通りで、「いかがですか?」と聞いた。アメリカではレストランの客に対し必ずこの質問を飲食中に行い、水を足したり、空の皿を引いたり、他のメニューの説明をしたりする。

が、彼はその瞬間!「いかがだと!? 俺が大丈夫な分けねえだろ!! 俺の婚約者はなあ、2週間前にガンで死んだんだよ!! おい!! どうしてくれるんだよ!! お、俺はいったいどうすりゃいいんだよ!?」

「ゲッ!!。。。」 一瞬、私の背中が凍り付いた!。。。
が、その瞬間! 私は「俺はアンタに何もしてやれない!! でも Jesus Loves you!!(イエスさまはアンタを愛してるぜ!!)」 と叫んだ!(と言うか叫んでいた)。。。
キョトンとして彼は私を見つめ、数秒の沈黙が続いた後、「そ、そうだよな。。。 イエスさまだよな。。。 俺は彼に愛されてるんだよな。。。 ありがとう。。。」

「え?! マジで?? ホンマに??」などと心の中で彼の従順な態度(と自分自身の言葉)に驚きながら、神さまに感謝しつつ、詳しい事情を聞いたところ、彼の婚約者の女性は生前、彼を小さなバイブルスタディに誘い、一緒に通っていたそうな。彼の名はデイブ。まだ確信はないらしい。聖書の内容も難しいと言う。ともあれ楽しい“クリスチャン会話”が始まった。

「どのように話そうか、何を話そうかと心配するには及びません。話すべきことは、そのとき示されるから
です。というのは、話すのはあなたがたではなく、あなたがたのうちにあって話されるあなたがたの
父の御霊だからです。」            
マタイの福音書10章19-20節

とあるように、伝道師とはいえ20年のブランクがあり、久しぶりに宣教の現場へ復帰し右も左も分からぬ中、改めて神のミッションとは人の説得力や気合のごときもので成るのではなく、聖霊の力で成ることを思い知ったのだった。
「俺はもう大丈夫だよ。ありがとう。」 そう言ってデイブは帰って行った。 主に感謝(^^)      3-20-2019   続く。。。

LAからミッションにおける個人的ストーリーをシェアします。よろしく!

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