胸に染み入るお茶の味
9月
17日
しかしまー、どーしてこー家の中が汚れているんだ。子供たちは勝手に朝ご飯(Nは朝からレトルトの豆スープ、Mは果物+シリアルでHにはパンケーキを作ってあげる)を食べてくれていたので、コーヒーを淹れたら早速原稿書きに取り組みたいのだけど、こう汚れた部屋が視界に入るとさすがの私も気が散って書けん。
で、片付け。食洗機の中のきれいな食器を戻してから汚れた食器をそこに入れて、カウンターの上を拭き、床を掃いて、ついでにステンレスの冷蔵庫やレンジの手垢なんかも気になるから拭いて・・・ 。やっと少しスッキリして仕事ができる、とダイニングに座った途端、きれいになった台所でお菓子作りを始めるM また汚されちゃうんだけど無視するしかない、と見て見ぬふりを決め込む。
大体書けたので休憩、と立ち上がるとそこには荒らされた台所が やっぱり、後片付けしないんだったらお菓子作りは禁止させよう、と固く思う。
さて、遠くでMとHが喧嘩しているけど今日はもう一つやることが。週の始めに、ご親切にもお隣さんがNext Doorと言う近所の掲示板的なアプリに、Nの仲間と思しき何人かがピンポンダッシュ(ちなみにこっちではDing Dong Ditch と言う)で捕まり、その家の人がその一連の内容を写真と共に掲示してると教えてくれたのです。最近このグループの子供たちが近所を荒らしてる、みたいな。Nはたまたまこの日いなかったのだけど、時々やっているのは知っていたのです。仲良しのM君は捕まって注意を受けていたので(写真に顔が写っていたのは別の二人だったのだけど)、一応謝りに行くべきだと朝二人に告げていたのです。
戻ってきた二人が言うには、罪滅ぼしの作業などはしなくて良いけど写真を外して欲しかったら親を連れて来い、とのこと。このことで、M君のお母さんVと話そうということになっていたのです。夕方Mをガールスカウトのミーティングに下ろした後、便秘で苦しんでいるHがあまりに泣くので一度家に戻り、彼女が落ち着いてから数軒先のV宅へ。チェコ人の美人な彼女は優しい笑顔で迎えてくれ、お茶でも如何?と美味しいブラックティーを淹れてくれました。日本のスーパーで買ったのよ、と言う急須と湯のみはヨーロッパ風とも思える可憐な花柄でした。
「熱すぎるかな?」いえいえ、日本人の私には熱いのがちょうど良いんです、といただいたお茶の胸に染み入ること・・・。ああどうして人に淹れてもらうお茶はこんなにも美味しいんだ(涙)。決して平和とは言えない一日を過ごしていただけに、心からホッとした瞬間でした。
世間話やお互いの子供の話(妹はMと同級生)などをしたあとで例のピンポンダッシュの件にも触れました。やっぱり一度親も顔出したほうが良いかもね・・・と言うことに。
ちなみにピンポンダッシュって、こっちでは割りと大目に見られている子供の悪遊び。もっとひどい庭にトイレットペーパー巻かれちゃうのとか、卵割られちゃうなんてのもあるくらいだから。
でも、快く思わない人がいることは確かだし、運が悪いと発泡事件に繋がるなんてケースもありますから、イタズラもほどほどにしなくてはなりません。