寒い一日でしたね。
祝日でしたが上野毛で授業があり、乗った電車の中で
何人かの振袖姿を見かけました。
一緒に付き添っているご両親の少し誇らしげの顔が
育て上げた安堵感に彩られていました。
その電車の中でちょうど私の真向かいに座られた
老紳士の本に目が釘づけになりました。
題名が「幸せな宝地図であなたの夢がかなう」です。
成人式からは優に五六十年は経っていると覚える方が
今なお夢を実現しようとなさっているのでしょうか。
嬉しくて、お降りになった後姿をじっと見送りました。
止まることなく歩き続ける事、
若者より胸は滾っているかも知れません。
「雨だれ石を穿つ」の精神です。
福井
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