わらじ祭り (塾長日記)
8月
30日
小学校5年生のとき、そのお祭りに出演する機会が巡ってきました。小学校の鼓笛隊にそのオファーが飛び込んできたのです。当時珍しい「わらじ音頭」を鼓笛隊で演奏できるようアレンジしたレパートリーを持っていたからです。そしてこのユニークな先生は新聞でも掲載され、時の人になっていたのもその理由です。
今でもその時の興奮を覚えています。当日は夕方16:00の入りでした。本番前にお弁当が配られ、目を白黒にさせながらみんなで興奮気味に食べたことをよく覚えています。そしていよいよ本番。祭りのスタートを飾る緊張の一瞬です。TV中継のカメラもあちこちに配置され照明もまばゆく鼓動が高ぶります。さらに余計なことに家族が最前列に陣取り、緊張の面持ちで今か今かとこちらを凝視している姿も目に入り、緊張はグングンうなぎのぼり。
みんな初めての経験に言葉少なくスタートの合図を待ちます。そしてついにスタートです。いつもの調子でリズミカルで観客の拍手も相まってなんとか無事に市内を巡り、数時間に及ぶパレードも終了、気がつくと全員汗だくでした。いったいどこをどのように歩いたことか、ただただ列の中の一人として夢中で演奏するだけでした。
子どもにとって緊張する場面はいくつもあります。その時、もっと緊張した親の表情を見るのはさらに煽るだけです。でも、ある場面から時計の針が急にゆっくりと刻む瞬間があります。それは何かに夢中になった瞬間です。勉強に限らず子ども達が夢中になれる瞬間を大切に見守ってあげたいと思います。
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