新学期 (塾長日記)
9月
7日
僕が小学生の頃は工作の課題がありました。それは毎年テーマが決められ、自由に製作することです。今でも忘れられないものが【タワー】作りです。木工細工で切ったり曲げたりあるいは折ったりしながら個性溢れる作品を作り、みんなをわっと驚かせるのが何よりも楽しみでした。だから、なかなか上手にできないときは親に当たったものです。そんな様子を見かねて親も手伝おうとするのですが、またそれが嫌で反抗したこともよく覚えています。
そんなやりとりもあってようやく出来上がった作品を無事に学校まで持っていくこともまた一仕事でした。風呂敷に包み、ゆっくり衝撃を与えることなく静かに静かに運びました。そして幸運にも大賞に選ばれた作品はその後1年間、埃をかぶりながらも学校の階段上に飾られたのでした。
覚えているのは勉強よりも遊んだことやそんなもの作りのことが多いようです。