街の通りをイチョウが色鮮やかに染めています。毎日お掃除に明け暮れている方には申し訳ありませんが、夜、ライトアップされるイチョウもまた、昼と違った趣がありお勧めです。
イチョウは葉の形が鴨の脚に似ていることから中国語で「鴨脚」(Yajiao/ヤーチャウ)が訛ってイチョウになったという説があります。イチョウの実は銀杏として茶碗蒸しの宝石となって食卓を飾ります。ただし、銀杏の異臭はサルやねずみ・タヌキなどの動物には敬遠されるようです。異臭の成分は酪酸とヘプタン酸です。それが人々の好き嫌いを引き起こしています。
現在、イチョウの木は東京都をはじめ神奈川県の木にもなっていて、さらにはひたちなか市など、全国33市の木にもなっているほど、私たち日本人には近い存在の木となっています。昔は小学校にも何本もあって、この時期、銀杏の匂いと黄色の葉に誘われて大木を見上げた思い出があります。
ラッコ横山
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