初雪 (カーネル笠井)
11月
28日
午後になると雨が降り出し、このころになると高い山の頂上は白く雪化粧をしています。ノーマルタイヤしかはいていない車のため、雪になったらどうしようかと不安に思いました。高原の入り口をすぎて山道を上り始めると、その不安は的中し、雨は雪に変わりました。でもまだ車道は車の通行が多く雪はとけ、何とかたどり着くことができました。
午後5時過ぎになって東京までの帰路に着きました。このときにはすでに7〜8cmの雪が積もっていて、道路にも真っ白に雪が融けずに積もっていました。もし上り坂だったらきっとスリップして上れなかったと思いますが、ほとんどが下り坂だったため、何回かスリップしながら高原下までだどり着くことができました。ここまでくると雪は雨に変わっており、一安心しました。この時期だと地元でも車のタイヤはまだノーマルタイヤで、スノータイヤははいていないそうです。そのためか、1台も対向車に出会わなかったことが幸いでした。スリップするごとに同乗した妻と子供は大騒ぎでした。
車のヘッドライトに照らされる大粒の雪はまるで吹雪のようで、怖いながらも別世界に迷い込んだようで、何とも幻想的な気分を味わうことができました。他人より一足早い初雪を体験でき、ちょっと得をした気分にもなりました。
今年初めて体験した雪ですが、数時間後に東京にもどるとこちらはまだまだ暖かく、それが夢だったようにさえ感じてしまいました。
カーネル笠井