秋の夜長 (カーネル笠井)
10月
10日
息子「ぼくはにぎやかなのが好きなのに、これじゃあかえって勉強する気になれないよ。」
などと悪態をついています。
私は、新聞などもまだ読んでいない部分がたくさんあるし、後で読もうと取り置いたものもあるのでこれを読むいいチャンスなどと気楽に考えていました。しかし2時間も過ぎるとたいくつしてきて3時間は続きませんでした。わざと会話をしないようにしていたこともあって、部屋の中がとても静かです。いつの間にかうとうととしてきたのです。これは息子も同じだったようで、夜の9時にはさっさと寝てしまいました。私も久し振りに夜の10時には床に就きました。
そして翌朝、やはり早く寝たせいか5時ごろには一度目が覚めてしまいました。さすがに今から動き出すのは早過ぎると思い、眠れなくてもしばらくは布団の中にいようと考えているうちに、また眠ってしまったのです。
ここからは夢の連続でした。そして、最後に見た夢だけは、やはりはっきりと覚えていたのです。それは小学校と中学校をまとめた同窓会が行なわれた夢です。途中で転校していったクラスメイトまでもが全員参加しています。挙げ句の果てにはどうしても顔も名前も思い出せないメンバーまでが2人ほどいたのです。この辺が夢の不思議なところです。そして、これだけはっきりとした夢をたくさん見るのは本当に何十年ぶりかです。
7時過ぎに起きると、さっそくそのことを妻と息子に話しました。
妻「私もたくさん観たわ。」
息子「僕も!」
どうやら家族3人、秋の夜長をそれぞれの夢でたっぷりと楽しんだようです。
カーネル笠井
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