今年は例年になく「簾(すだれ)」を見かけます。
簾は外気と窓の間に空間をつくることで
少しでも室内に入る外気の温度を下げるために効果を発揮します。
さらに、陽ざしを和らげる効果もありますし、
外部からの目線を避ける役目もする優れものです。
古くは万葉集にも「簾」という言葉が出てきます。
昔は今のような部屋と部屋を区切るドアや引き戸がなく、簾の原型となる御簾(みす)と呼ばれるすだれの原型のようなものが用いられていたそうです。
素材は元来 竹ですが、葦(よし)で作られたものをよしずと呼びます。
最近ではビニール製も丈夫で重宝がられているようです。
簾はこのように実質的に暑さを和らげる効果もありますし、見た目の涼しさを運ぶ効果もある、すばらしいものだと思います。
ラッコ横山
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