世界各地で「エコツアー」が行われています。これは1982年のIUCN(国際自然保護連合)が第3回世界国立公園会議の議題で取り上げられたことがきっかけです。日本では1991年に環境庁が検討を開始し1993年に白神山地と屋久島の世界自然遺産登録を契機として、国立公園地域など自然度の高い地域などにおいて、エコツアーを実施する事業者が見られるようになりました。
エコツアーの概念は次の通りです。
・自然の営みや人と自然の関わりを対象とし、それらを楽しむとともに、その対象となる自然環境や文化の保全に責任を持つ観光のあり方
エコーリズムを成立させるために必要なことは
・地域の自然や文化に対する知識や経験の案内=ガイダンス
・地域の自然や文化を保全・維持するための取り決め=ルール
エコーリズムの成立によっての効果は
・旅行者は自然や地域に対する理解が深まり、知的欲求を満足させる
・観光業は新たなニーズに的確に対応し、新たな観光需要を起こすことができる
・地域社会は雇用の確保や経済波及効果、住民による地域の再発見により地域振興につながる
先日はTVでアフリカ最古の原生林・カメルーン・コーラップ国立公園のエコツアーを放映していましたが、とても興味深いものがありました。いつかは行ってみたいアフリカです。
ラッコ横山
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ