奥の深い話 (カーネル笠井)
3月
25日
古代ギリシャの哲学者ソクラテスは恐妻家で有名でした。そんな妻に頭の上がらないソクラテスを見ていた弟子の一人がソクラテスにこんな質問をしました。
弟子「先生、私は将来結婚をする方が良いのでしょうか。それとも、一生独身で過した方が後悔が少ないのでしょうか。」
これに対してソクラテスは即座にこんな風に答えたそうです。
ソクラテス「君、それは君の好きにするがいいさ。なぜならば、結婚をしようが、独身を通そうが、どちらにしても君は必ず後悔をすることになるのだから。」
妻「う〜ん、奥が深いわ。」
私「なるほど、これは奥が深いよ。」
こういう、予期せぬ視点から見た答えに思わず感心してしまいました。人間の営みには後悔がつきもので、それを積み重ねるのが人生だと考えると、何故か気持ちが開放されたような気分になり、思わずうなってしまったのだと思います。
ちなみにソクラテスは、『ほたるの墓』の著書で有名な野坂昭如氏が、ずいぶんと前になりますがテレビコマーシャルで“♪ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか♪”と歌っていたのを妻も私も覚えていて、ソクラテスの名前だけは良く知っていたので余計に身近に感じられたのかも知れません。こういう解答は楽しいですね。
カーネル笠井
ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ