地方行政
9月
27日
富山市議会での議員調査費などの不正が後を絶たず、しかも組織ぐるみ丸出しで全く世間を呆れさせている。兵庫の「号泣」議員の比では無く、もう完全に「議員、議会、党運営ってのは、こうやってやる」という世界だから、恐らくは「富山市」だけの話ではあるまい。
全く、この国の地方行政なんてこんなもんだ。豊洲移転問題の東京都の状況も然りだ。議会とか議員なんてのは、まるっきり機能していない証明だ。世間では、こういうのを社会に寄生する「ダニ」と言うはずなのだが。
で、さいたま市では先日から「トリエンナーレ」なる芸術祭が始まった。これ、市民の誰が喜ぶのだ。誰が望んでいるのだ。「トリエンナーレ」って言う位だから3年ごとに催して定着させようって考えかもしれんが、文化ってのは、こういう物ではないだろう。甚だしく無駄使いである上に、正直恥ずかしいったらありゃしない。これが市税で行われている事には怒りすら感じる。
さて、世の中一般の話で毒を吐いたところで、漸く本題に入る。この話題は「世の中の誰も指摘しない」ようだから、元気がここに指摘しておく。
首都高速には「埼玉線」(計画時は大宮線)というのが有って、区間は戸田南からさいたま見沼までだ。将来的には上尾道路の第一区間の途中(圏央道までは繋げない)まで延伸する予定で、中央区円阿弥でJCTを形成して北進する予定である。
現在は、円阿弥でループし、さいたま新都心の地下を抜けて第二産業道路に直角に接続している。新都心の東からは「見沼田んぼ」と「芝川」を超える為に橋梁設計となっていて、新都心東から、この橋を渡るためにランプが置かれている。
この道路を「東北道 岩槻IC」まで延伸しろって話があるらしい。もっともな話だと思う。だが、元気としては、それ以前に「この橋を渡るだけの区間を何故無料にしない」と思っている。ここ渡るだけで300円はバカだろ。
で、結局、この区間だけを高速乗るのは役人か規制の緩い企業の車だけだから、多くの車は芝川沿いの住宅地の生活道路を通る事になる。非常に危険だし、環境的にも良くないのは明らかだ。
首都高のランプにはETCゲートが設置されている。ETCもすでに2.0だ。せめて「埼玉県内ナンバー」の車は「無課金」とするだけで、この橋の価値は飛躍的に高まる。勿論、県や市が整備を続けている新都心へのアクセス性も飛躍的に高まる。
この高規格の(首都高だからね)橋を新たに掛けたとすれば、相当な建設費となるだろうが、通過車両の、しかも埼玉登録(川口、大宮、熊谷、所沢など)に限定すれば、この橋の維持費よりも安く済むんじゃねーのか。
地域活性化とか地方自治の確立と言うなら、こういう部分で首都高と折り合い付けて県或いは市あるいは合同での無料化を実現する事が、地域経済の発展と住民利便性の提供だろうが。
トリエンナーレやクリテリウムやってる暇あったら、現実を見ろ。
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