プラハ 地下鉄と「地獄階段」
5月
14日
「共和国広場」の「ナームニェスティレプブリキ駅」(言えねぇ)が一番近いが、これは「B線」の駅。「バーツラフ広場」方向へ少し歩けば、城方面へ向かう「A線」の「ムーステク駅」が有る。
改札前の自販機で一番安い切符を買うが、観光本などに乗っていた価格に比べ5CHk位高い。チェコは景気が良い上に、EU加盟での通貨調整の影響で相当インフレの様だ。ちなみに自販機は「目的の切符のボタン」を押してからじゃないとコインを投入できない。いたずら防止の為に、今ではこの形式が国際標準だ。
さて、結構長いエスカレータ^で深い地下鉄のホームに向かうと、日本の地下鉄みたいなホームに日本の地下鉄みたいなスマートなステンレスボディの電車が入線してきた。なんか、日本に居るみたいだ。3駅先の「マロストランスカ駅」まで乗る。
「マロストランスカ駅」は、「ムーステク駅」に比べて小洒落たホームになっていて「観光地」を思わせる。表に出ると『プラハ城』の下に出る。目の前のトラムに乗ると坂を上り、一昨日『プラハ城』を訪れた際の「プラハ城停車場」に行けるが、今日は城下町目当てなので歩いて少し坂を上り、すぐに左に折れる。
後から考えれば、ここまでトラム22番線で来た方が街並みや橋などプラハの名勝地を観れて良かった。まぁ、地下鉄を体験できたことを良しとしよう。
右手に高台に聳える『プラハ城』望みながら「聖ニクラス教会」方面に歩く。ぐるっと見て回りたいので、教会に着く前に狭い右手の道へ折れると、正面に長い階段が現れた。
このところ膝の調子がイマイチの女房は、この階段を見て私のせいだと言わんばかりの不機嫌な顔をしている。別に予定のルートでもなく、ましてや狙ったわけでもない。「登るしかないんでしょ!」とかブツブツ言いながら登りだした。背中に怒りの炎が立ち昇っている。この階段は「地獄階段」(命名)と名付けよう。
結果から言うと「地獄階段」は大正解だった。400段くらい有ったと思うが、登り切った処は『プラハ城』正門の「フラッチャニ広場」。世界一眺めが良い、と言われるスターバックステラスの脇に出た。噂に違わず素晴らしい眺めだ。