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徒然なるままに日暮

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プラハ スラブ叙事詩 個人的見解

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子を抱く母の眼差し 子を抱く母の眼差し 姉妹の柔らかな瞳 姉妹の柔らかな瞳 凛とした少女 凛とした少女 未来への恐怖を現すのか (第1... 未来への恐怖を現すのか (第1作より) 無二の愛を見る 無二の愛を見る 守るべきもの 守るべきもの この眼差しは国民の信念なのか この眼差しは国民の信念なのか
『スラブ叙事詩』は、実に大作である。国の成り立ち、民族の歴史、宗教観、全てを画家の主観と織り交ぜて絵画として昇華する、そんな連作だ。だが、ミュシャと言う画家への思い入れなのかもしれないが、私は、この稀代の名作と言っても良い連作に別の側面を見る。

『スラブ叙事詩』の殆ど、すべての絵に「見るものを射る様な目線を持つ人物」が描かれている。そして、その人物は例外なく庶民だ。

ミュシャは宗教画家ではない。『スラブ叙事詩』には宗教的表現の場面も多く描かれているが、ミュシャにとっての主役は聖人では無いのだろう。画家にとっての歴史の主役は、常に「庶民」なのだ。その思いが強く描かれていると感じた。

『スラブ叙事詩』は稀代の傑作である。
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