チェスキークルムロフ 中世の街並み
5月
11日
そのまま道なりに進めばキリストが十字架にかけられている像の建つ木製の橋。向かいには「ネポさん」の像も建っていて城を見上げて写真を撮るスポットだ。ここは「キリスト橋」(命名)と呼ぶことにする。
川沿いのcafeを眺めダラダラ登りの石畳を行けば中央広場。正しくは『スヴォルノスティ広場』という、この広場は『テルチ』の広場の様にドーンと開けた広場ではなく、四方を建物に囲まれた「スクエア」な小さな広場だ。しかも全体に傾むいている。
広場にはペスト禍からの加護を願った『マリア祈念塔』が立ち、広場のアクセントとなっている。『聖ヴィート教会』を目指して左手の路地を上る事にする。
車一台+という幅の石畳の坂を登れば、家々の狭間から城の塔が見えたりする。まったく、どこもかしこも中世テーマパークのような街だ。
教会への最後の急坂を登れば、時計の付いた鐘楼が聳える。城の「塑像の橋」(『プラーシュチョヴィー橋』)から見えた尖塔だ。教会の裏へ回ると密集した市街とは、また違う緑の中の洋館が美しく見えた。
教会を過ぎて、なお道を登りピークに至れば『ホテル ルージュ』である。その前は、城を望むテラスとなっていた。芝生の真ん中に中世の「4」(8の半分って奴ね)みたいなオブジェがあったが、本当は何なのかは判らない。
この展望テラスの隣が『ボヘミア博物館』。その先は石橋になっていて城側には、これも一寸した展望台があり、反対側はモルダヴ川まで降りる石段が有った。こりゃ、降りて見ねばなるまい。
石段の途中にはレストランの入り口が有り、更に降りるとモルダヴ川と街中を繋ぐ水門が有った。石積みの橋と言い、水門の小屋と言い、間違いなくRPGに出てくる不気味な1シーンみたいだ。こっちは、「バイオハザード」か?夜なら怖いぞ。
さて、気を取り直して道に戻り進めば、小規模な家屋が続く道に繋がる。ここから幹線道路までは『チェスキークルムロフ』のペンション街の様だ。B&Bサイズの様々な装飾の宿が続く。「ペンション通り」(命名)と名づけよう。
「ペンション通り」の入り口の三叉路に写真館が有った。ディスプレイされている「作品」は、中々に扇情的で刺激的なモノクロームのセミヌード。この辺の方は、若い頃の記念に、この手の写真を撮るのだろうか?
このまま幹線道路へ出て『エッゲンベルグ醸造所』へとグルっと戻ってもいいが、只の車道を歩くより街並みを、という事で来た道を引き返し、教会の前から右手に路地を折れる。開店前のcafeの間の狭い坂道を抜けて少し進めば広場の別の角に出た。
「キリスト橋」の手前から左手に入れば、大きな水車を「内蔵」した家。上流の堰で分岐させたと思われるモルダヴ川が、結構な水音を立てて流れている。
川沿いのcafeを観ながら下流に進めば、昨晩犬の散歩をしている人物を撮った「モルダヴ上落合」(命名)のベンチだ。折角だから、モルダヴ川に手を突っ込んでみる。そこそこに冷たい。
ホテルのロビーに戻ったら、女房が待ちきれずに朝食を取っていた。
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