腕時計買ってみた。
2月
8日
勿論、オンビジネスでは腕時計をしているのだが、これが某社の16233Gという機械式時計なもので、一か月も使っていると平気で5分位ずれる。
自動巻きなので土日連休だと止まる。よって、自宅ではワインダーによりインターバルだが常に動かしている。結果、3か月もたつと20分近くずれる。
なら、一週間に一回くらい時刻合わせをすればいい、のだが、このメーカー恐ろしい事に時刻合わせを頻繁にしていると故障しやすい上に竜頭のパッキングをメンテナンス時に交換されウン万円はすっ飛ぶ。だから、極力触らない=時刻が狂いっぱなし、という恐ろしい運用になっている。(馬鹿だね)
で、オンオフで使える、というより「取り敢えずどこへでもしていける」時計を一本買う事にした。
以前より海外へ行く際には2000円程度の時計を「使い捨て」で買っていたのだが、今回は一寸は長く使える時計を買おうと思った。(結局使い捨てず、電池切れの安時計が増えるだけだからだ。馬鹿だね)
さて、そう決めたら機械式の高価な時計は除外され、以下の条件を満たす物から選ぶ事とした。
1.とにかく正確な時刻表示をする時計。
この条件を満たす現在の市販時計は2つ。GPS時計と電波時計だ。
残念ながら原子時計とかは腕時計として販売されていない。
更に電波時計の場合、日本国内2局対応から日欧米中の6局対応
辺りまでが候補となる。
2.原則、電池交換不要。
この条件ではソーラーとキネテック(自動巻きと同じ原理で発電)
が候補となる。個人的には機械物が好きなのでキネティックに食指
が動くのだが、ソーラーの効率向上により最近ではモデルが縮小し
ていて選択肢が少ない。勿論、両者とも二次電池の交換が10年スパ
ンでは必要となる。
3.ワールドタイム対応
頻繁に海外に行くわけでは無いが、海外に出向く際にはワールド
ウォッチが欲しくなるのが必定なので、どこにでもして行けるコン
セプトとして外せない。この場合、ホームタウン並行表示が望まし
いが瞬時に切り替えられるなら及第点と考える。
4.10BAR以上の防水
これもダイビングなどを趣味とするわけでは無いが、リゾートや
プールで普通に泳げるレベルでは必要。5BARでは足りない。
5.クロノグラフ
現状の手持ちの時計でクロノグラフは中学生の時に買ったシチズン
の「スポーツクロノグラフ」(自動巻き)だけなので、今回はクロ
ノグラフにする事にした。
6.液晶表示なし
オンビジネスでの使用も耐えられる線で考えて液晶表示は敬遠。
さて、このように絞ると世界的に生産できるメーカーが限られており、更に複数のデザインモデルを用意できている、となると国産3社となる。
即ち、SEIKO、CITIZEN、CASIOの3メーカーである。(日本万歳)
SEIKOは今年バカ売れの「アストロン」が世界初GPS腕時計として君臨する。これは、GPSだから世界中どこに行っても測位して、そこのタイムゾーンを算出して自動で現地時刻に合わせる。飛行機降りたら現地時間、って奴だ。
CITIZENは、エクシード、アテッサのラインで該当の時計が有り、さきがけメーカーとして評価が高い。実際、ムーブメントの薄さや軽さは群を抜くものがあり、デザイン的にもドレスウォッチとして洗練されている。
CASIOは、G-SHOCK系のラインにプロテックと言うのを持つが、これは液晶バリバリの「XX計」満載時計。エベレスト登山向け。
ドレスウォッチラインとして、同社最高峰のオシアナスを持ち、マンタシリーズなどはデザイン的にも評価が高い。
さて、以上の時計は大体販売価格で10~25万位。量販店に行って色々と締めてみた。
で、買ったのはCASIOのEDFICEシリーズのクロノグラフ(写真)。AMAZONでポイント換算21,000円。
なんや、ずいぶん安いやないかい。と、思われるかもしれんが、各社の20万ラインの時計を実際締めて見て感じた率直な感想は、「なんか、どれもこれも安っちいなぁ。」という感想。機能的には優れているが、時計的には価格相当の高級感が無い。20万も出せば、もっと高級感のある時計はいくらでも買える。
なら、値段関係なく「機能オンリー」で気に入ったもので良いんじゃねーか、といきなり検討価格帯を全レンジに広げたら良い品があったという次第。
実はセイコーのアストロンは、結構よかったのだが、GPS時計は出たばかりなので5年もすればホームタウン並行表示で、より優れた物が安く提供される可能性大なので止めた。コレクターじゃないし。
この時計で旅行は全て賄うつもり。