欲しいカメラ
4月
23日
流石に、高校時代以来の友である銀塩35mm一眼レフは、すでに趣味の領域で常用ではなく、もう何年も海外含めて持ち歩いているカメラ掲載写真のOLYMPUSのSP-800UZだ。
いわゆる「ネオ一眼」(普及しなかった言葉だが)というカメラで、コンパクトデジタルカメラに高倍率のズームレンズを嵌め殺しにして、全てを賄ってしまおう、というコンセプトのデジカメである。
SP-800UZに搭載されたズームレンズは、実に光学30倍という代物。35ミリ相当で換算すれば、28mmから840mmというスーパーズーム。1cmマクロも可能なので、このカメラ1台で昆虫から月のクレーターまでOKという昔では考えられないカメラ。
なんで、こんなことが可能かと言うと、専門的なことは全部すっ飛ばして簡単に言うと、カメラに取り込む画像の面積が小さいから、という事。
SP-800UZに採用されているCCDは1/2.3インチと言う、コンパクトデジカメの標準サイズ。35mmフィルムカメラに換算すれば面積はわずかに3%しかない。よって、ズームも30分の1程度ですむ。
つまり、このカメラのレンズで35mmフィルムを使うとほぼ、単焦点レンス程度になってしまうわけだ。
その構造上から高倍率ズームが可能なレンズを安価で製造できる、コンデジ標準の大量生産部品を使うのでトータルで製品が安く作れる、というプラスのメリットと、決定的に小さい受光面積ゆえに画質の限界点が低いというマイナス部分をトレードオフしている。
カメラの本質は画質だから、ここが痛い。実際、SP-800UZはデジタル処理にて、かなり補正しているのだが、やはりコントラストやシャープネスを突き詰めると甘くなってしまう。
で、今回のタイトル。
最近、同コンセプトでニコンが、42倍ズーム機を出してきた。実に望遠端は1000mmだ。
こうなったら、メーカーには、もう一踏張りしてもらって28-640mm程度でいいのでフォーサーズ(4/3)あるいは、APS-Cの「ネオネオ一眼」を出して欲しい。
そうすると、「ミラーレス一眼」と、「ネオ一眼」が一緒になって、デジカメは、
1.スマホ付帯
2.コンパクトデジタル
3.ネオネオ一眼
4.デジタル一眼
になる。4は、もうプロユースでしょう。
ああ、「ネオネオ」欲しいっす。