熊本地震に思うこと
6月
12日
かくいうこの私も、熊本県芦北町に半年ほど住み込みで農業研修をしていましたので、地震発生後に物資を少し送りました。
私は文科省管轄外のとある農業大学校で勉強をしておりましたが、熊本地震の被災地には先輩や後輩が住んでいます。その人たちの近況を聞くと、やはり大なり小なりの被害を受けており、一部は生業をやめる先輩もいる模様です。
それらを踏まえて今、私が思うことを書かせていただきます。
私は今、地元の消防団に所属しています。所属している消防団の守備範囲は写真その1のような一戸建てがほとんどの地域約80軒。写真その2のような団地6棟約130軒合計約210軒が対象区域です。
現在私が所属している消防団は13名です。
もし、この状態で熊本地震のような地震が起きるとどうなるでしょうか?
有事の際消防団は、地域の消防団が約10団程度集まって対応を行っていますが、地震が発生すると、同時多発的に災害を受けるので恐らく、私たちの守備範囲である約210件を私たち消防団が対応しなければならないということです。しかも、一戸建てがほとんどの地域は全体の半分以上は古い家が占め、団地も昭和に建設されたものであり、熊本地震級の地震が発生すると恐らく私たちの守備範囲である地域は、壊滅的な被害を受けるのは目に見えてわかります。もちろんその時は消防団の他にも様々な地域の団体が活動して対応すると思われますが、それでも数日間はこの状態で凌がなければならないと思います。
結論として何が言いたいのか…。
・私が所属している消防団の定員は20名なので、やはりもっと増やすべきだ。
・せめてどの家に何人住んでいるのか?をある程度把握しておく必要があるのではないか?
ということです。