みなさん、
こんにちは✨
突然ですが、佐藤初女さんという女性をご存じの方はいらっしゃるでしょうか。
『地球交響曲』ガイアシンフォニー第二番に取り上げられた方で、
青森県の岩木山の麓で「森のイスキア」という施設を運営され、
そのお心のこもったお料理で沢山の方を癒し、再び生きる力にそっと寄り添われました。
この映画を初めて見たとき、「初女さんにお会いしたい!」という気持ちが内側から突き上げてきました。
イスキアに宿泊希望を出して約3年。。
もう諦めていたころ、ある時見慣れない番号から電話があり、イスキアのスタッフの方からでした。
「来週、空きがありますけれど、いらっしゃいますか?」
私は一も二もなく、「はい」と答えました。2013年の事です。
幸い翌週の平日とはいえ、実家の母が一緒に行ってくれることになり、二人で青森へ。
イスキアに着いて、スタッフの方に出迎えを頂き宿のご案内をうけ、そして夕飯を頂く事に。
初女さんとスタッフの方を囲んで10名ほどの方たちと夕食をご一緒したことを記憶しています。
炊飯器の目の前にちょこんと正座をされて一人一人のお茶碗にごはんをよそわれている初女さんのお姿に何かわかりませんが自然と胸こみあげるものがありました。
どのお食事も、なんと言葉で表現してよいのか分からない、丁寧に、丁寧に、作られた、本当に、大切にされている、と感じるお料理で、身体の細胞一つ一つまで沁みわたるようでした。
翌朝、初女さん直伝のおむすびの結び方を学び、それを手土産に東京に戻りました。
初女さんは心をむすび、お料理という祈りにご自身の人生を捧げられ2016年2月、94歳で肉体を去られました。
2022年10月、森のイスキア30周年の会を開かれる時に、私はどういうわけかたまたま体調を崩して日本に一時帰国をしていました。
初女さんのお心を継ぐべく日々活動している大切な心友がいるのですが、彼女と一緒に30周年の会にお邪魔出来ることになりました。
私にとって、森のイスキアは、変わることのない心の故郷です。
その時の30周年記念会をまとめた『イスキアの花』文集・写真集が出来上がり、様々な方たちのご厚意を通して今日アメリカの私のところに届いてくれました。
すごく嬉しくて、思わず、この場でシェアさせて頂きたくなりました。
初女さんにご縁を頂き、肉体は去られても、そのお心の内に感じる愛はいつもそばにいて下さるように感じています。
Inner Graceの活動を始めさせていただくにあたり、今も天から道を示して下さっているようです。
これからも、何度も、初女さんに心でお話してみたいと思います。
合掌