大晦日に想う

2007年12月31日午前0時過ぎ。

仕事を終えて…
澄み切った星空☆″
“冬の大三角形”を
眺めながら、駅から家まで歩く。
半月の月も綺麗に浮かんでいる。

途中に神社があるので、
明日の同じ時間は、帰路は人で
いっぱいになるだろう。
仕方ない。

大晦日まで仕事なもんで、
“大”掃除とまではいかないが、
捨てられるものは捨ててしまおうと
ゴソゴソ片付けている時に出てきた、
“骨髄移植推進財団”の封筒。

１０年くらい前だったと思う。
ある人が白血病で亡くなったのを
きっかけに、骨髄バンクにドナー登録した。

数年後、ＨＬＡ(簡単に言えば白血球の型)が
一致している患者がみつかり、３次審査の
連絡が封書で送られてきたんだ。

ドナーになる、患者を助ける、
大きな大きなステップになる。

３次検査の診断の際、重くは無いが、
自分がある病気にかかっていることが
判明した^^;;

骨髄提供を断念した。

患者さんに申し訳ない気持ちで一杯だった。
使い物にならない自分の身体。
ドナー登録も抹消…
私は何の役にも立たない…

登録するのに１ヶ月くらい悩んだ。
それなりの覚悟の上での登録だった。
成分献血の登録者にもなった。
当時はムキになっていた。
自分が原因で提供できないのは、
本当に悲しかった。
というより苛立ちを覚えた。
が、まず自分の病気を治さねば･･･。
長い時間が流れていった。

骨髄を待っていた患者さんは、今頃元気に
暮らしているだろうか？
そんなこと心配したって仕方ない。
知らない方がいい。
でも、時折気になる。

私がドナー登録した当時は、
登録者が７万数千人だった。
調べてみたら、今はもう２９万人を
超えている。
来年は３０万人に到達するだろう。
すごいことだ。
たくさんの人の力、たくさんの人の善意。
少子化、高齢化が進む中、本当にすごいこと
だと思う。

それとは反対に、最近、自分の中で善意が
減ってきていた。

物心付いた頃から、こまめにやっていた、
募金、義援金。
スマトラ沖地震の時から一切やめた。

Ｍシューマッハ→１０億円
ビルゲイツ→３億円
松井秀樹→５千万円 etc…

著名人が個人で出す支援金の額を知って
馬鹿らしくなったからだ。
私のなけなしの数千円なんて、
鼻くそ程度のものでしかない。
いや、それ以下だ。

もう一切やらない。
二度とやらない。
絶対にやらない。

そういうことは、余裕のあるカネ持ちに
まかせておけばいい。

これからは、身近にいる、一人のために
自分の出来る限りのことをしてやろう。
一人が、一人を幸せにしたいという
気持ちがあれば、結果、世界が幸せに
なるのではないだろうか。

そんな風に思ったからだ。

でも、またそこには駆け引きや裏切りが
存在する。
･･･今度は大切に思っている人に裏切られた。
そこにはカネも絡んでいる。
そして、そのことは今でも自分の心の中に
深い傷として残っている。

今まで費やしてきた時間、カネ、気持ち。
私が今までしてきたのは善意ではなく、
偽善だったのか？
いや悪なのか？？？
――“善意”ってなんだろう？

もう、どうでもいいや〜〜〜
こんなことを考えるのは、もう今年で
おしまいにしよう。
２００８年は前だけを見て
鼠(ﾁｭｰ)突猛進？？？^^
してみせます。
具体的な目標なんて立てない、鼠突猛進^^