最近読破2冊
7月
26日
松井政就さんの本は「ギャンブルには ビジネスの知恵が詰まっている」を以前に読んだことがあり、これも読んでみたいと思っていた。
単なるギャンブルの必勝本の類のものではなく、筆者のギャンブルの経験から「賭け」をモチーフにした比較文化論。
サブタイトルに、-ラスベガスと日本人 とあるように、比較文化の相手はアメリカ。
子供のころからやるゲームの違いが、ビジネスや日常行動の判断や決断、心理にも影響しているという理論はとても興味深かった。
ギャンブルにも仕事にも人生にも、不確定要素は必ずある。人生もギャンブルみたいなもんですからね。
=岡田有希子はなぜ死んだか= 上之郷利昭
先日何気なくチェックしていたネットニュースで「さんみゅ~」というアイドルユニットがデビューしたという記事を見た。アイドルユニットなんて興味ないし、これだけなら流してしまうところなんだが、んん?と続きを深く読み続けてしまった。
それは、このグループのデビュー曲が、あの岡田有希子の「くちびるNetwork」のカヴァーだということ。
このニュース記事には読者のコメント欄もあり、賛否書かれてあった。
これをきっかけに、不思議と岡田有希子関連の本を読んでみたくなった。かなりの年月が経っているので、どの本も古本でしかなく、さらにプレミアがついて定価より高かった。地元の図書館で検索したところ、一冊あったので借りて読んでみた。
今更、自殺の原因など考えたところでどうにもならないし、意味が無い。
ただ、彼女は幼少期から才能に溢れ、あらゆる面で人一倍努力し、一気に駆け抜けていった。
「細く長い人生でなくてもいい。
短い人生でもいいから、自分の思うことがしたい」
何十年経っても、あの死に様が強烈な印象として残っており、悲しいイメージしかないが、彼女はたくさんの絵や詩を残している。歌はもちろんだが、一人のアーティストとして、高い評価をしたい。
同じ時代を、同じ年代で生きた者として、忘れずにいてあげたいと思う。