畑村洋太郎さんの~「失敗学」事件簿~という本の
中に、災害から学ぶ失敗学という項目がある。
著者が役40年前に学生だった頃、実習で岩手県の
釜石に出かけ、海水浴をしようと隣町の唐丹という
ところに行き、石碑を見つけ肝をつぶした。
海岸よりはるか高いところにある碑には「ここまで
津波がきて皆死んだ。ここより下に家を建てるな」
と書いてあり、空恐ろしくなって早々引き上げた、と。
1896年の三陸大津波の後に立てた石碑らしい。
著者はこうも書いている。
「1896年の三陸大津波では最高38メートルの
大津波が押し寄せ、2万2千人以上が死んだ。
このような大惨事の言い伝えや警告にも関わらず、
あちこちの入り江で海岸近くまで人家が下がって
きている。こうしてまたいつの日か大災害が起こり
得るのだ。」
2007年に出版された本だ。
関東・東海に住む人々はこれからどうすればよいの
だろうか。
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