№10.《 アレチヌスビトハギ種子  》

アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)   マメ科《Fabaceae》
学名:Desmodium paniculatum (L.) DC.
マメ科ヌスビトハギ属アレチヌスビトハギには、
アレチヌスビトハギ Desmodium paniculatum 茎が無毛、軟毛
ケブカアレチヌスビトハギ Desmodium dillenii(D. perplexum) 茎に開出毛
の2型があるとされる。(グリーンデータブックあいち)

《  泉の森・民家園の野草  》2024/1/29
アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)の種子;
アレチヌスビトハギは、北アメリカ原産の帰化植物で西日本地方に多い。
茎は高さ1m程で、花は帯青紫色でヌスビトハギよりやや大きい。
豆果は節果で5〜6個の小節果。
小節果のくびれは浅く曲がった毛がありマジックテープの様に衣服にくっつく。
厄介な種子だが、見る分にはかわいい姿である。
 
**  神奈川県植物誌  **
アレチヌスビトハギ Desmodium paniculatum (L.) DC.
1 年草.茎は直立し高さ 50~60cm.葉は 3 小葉からなり,小葉は狭卵形.
9~10 月に開花し,茎頂と上部の葉腋に総状花序をつけ,
淡紅色で長さ 6~9mm の花をつける.
豆果は 4~6 の小節果からなり,一方から浅くくびれ,萼との間に柄はない.
北アメリカ原産の帰化植物で,市街地の路傍や川原などに生える.
県内では都市化の進んだ地域に分布し,
『神植誌 88』で初めて湘南地区で記録されたが,
その後増加傾向にあり,現在では低地に広く見られる.
#アレチヌスビトハギ

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№9   泉の森《  ミサキカグマ  》羊歯類

ミサキカグマ     オシダ科(Dryopteridaceae) オシダ属   
学名:Dryopteris chinensis (Baker) Koidz. 
別名・別読み: ホソバイタチシダ(細葉鼬羊歯)、岬カグマ

(現地画像がないので借り物画像)
ミサキカグマ は多年生で湿った水はけのよい土壌に生育する。
夏緑性だが温暖な場所では冬でも枯れない。
最下羽片の柄は長く、下から2対前後の羽片は上先きに小羽片が出る。

(画像は借り物)
胞子嚢群(ソーラス)は裂片の辺縁寄りに付き、包膜は全縁でやや小型。

近似種にサクライカグマがあるが、最下羽片は大きく鎌形。

和名のミサキは、三浦半島の三崎とか岬とする説がある。
カグマは、主にシダ植物を指す古い呼び名(方言)。
かつては生活用品の洗浄や燃料として利用された歴史を持つ。

ミサキカグマを'26/1/23泉の森で観た。そこの記録は公開されていない。
古い資料では、大和周辺では深見城ケ岡の城跡公園で採取されたとあった。
私には初見だが、泉の森観察者には知られた羊歯類かもしれない。
センターやボランティア関係者に記録・情報等を聞いてみたい。
近似種のサクライカグマは、1991年発刊の“大和市の植物”に記載があり、
泉の森で数株確認されている、が現況は不明である。
 
**神奈川県植物誌**
ミサキカグマ Dryopteris chinensis (Baker) Koidz.
夏緑性だが,暖地では常緑性.
根茎は斜上~短く匍匐.胞子葉と栄養葉は同形.
葉柄はほぼ無毛,長さ(SL)は(17~)18~24(~31)cm,
色は淡緑色で基部は褐色.
葉柄の鱗片は最基部でやや密になり,それより上ではまばら,
形状は卵状披針形~卵状狭披針形で,辺縁はほぼ全縁~わずかに鈍鋸歯縁,
長さ(SScL)は(4.8~)6.2~8.9(~11)mm,色は淡褐色~黒褐色.
葉身の切れ込みは 3 回羽状深裂~複生.
葉身は全体形状が 5 角状広 3 角形で,
長さ(LL)は(17~)20~25(~33)cm,
幅(LW)は(13~)16~22(~24)cm,
先端形状は鋭尖頭,紙質で鮮緑色.
葉身の長さ / 幅の比(LL/LW)は 1.1~1.3,
葉身 / 葉柄の比(LL/SL)は 1.0~1.3.葉身はほぼ無毛.
2 次小羽片の側脈は単条または 1 回 2 叉分岐.
葉軸は淡緑色で,頂羽片は不明瞭.
葉身の鱗片は背軸側軸上でややまばらにつき,
形状は披針形~狭披針形(先端は尾状),色は淡褐色~黒褐色.
側羽片の全体形状は最下羽片が非相称の 3 角形で,
2 番目以上は 3 角状披針形.
側羽片は(13~)14~16(~17)対で,
柄の長さ(PSL)は(0.7~)0.9~1.7(~3.0)cm,
長さ(LPL)は(8.8~)11~13(~15)cm,
幅(LPW)は(5.7~)7.0~9.7(~12)cm.
小羽片の全体形状は長楕円形で,有柄(2 次小羽片は無柄).
小羽片の長さ(PLL)は(1.4~)1.7~2.2(~2.5)cm,
幅は(0.7~)0.9~1.2(~1.5)cm.
最終裂片の先端形状は鋭頭(小羽片)で,
2 次小羽片では鈍頭.辺縁は鋸歯縁.
胞子嚢群は葉身・羽片の頂点側からつき,辺縁寄り.
胞子嚢群の直径(SrD)は(1.0~)1.1~1.2(~1.4)mm で,
形状は円形.
包膜は円腎形で灰白色,辺縁はほぼ全縁.
下部 2 対程度の羽片は内先分岐,
それより上では外先分岐のことが多い.
本州,四国,九州;ロシア(極東),朝鮮,中国に分布.
林縁や石垣などのやや乾燥地を好む.
県内でも各所に見られるが南部に行くほど少ない.
2 倍体有性生殖,3 倍体無融合生殖.
外国では 4 倍体無融合生殖の報告がある.

サクライカグマ Dryopteris gymnophylla (Baker) C.Chr.
常緑性.根茎は斜上~短く匍匐.胞子葉と栄養葉は同形.
葉柄はほぼ無毛,
長さ(SL)は(17~)27~38(~46)cm,色は淡緑色.
葉柄の鱗片はほぼ基部のみでやや密になり,
形状は狭披針形で,辺縁は全縁,
長さ(SScL)は(6.5~)8.2~11(~14)mm,色は褐色.
葉身の切れ込みは 3 回羽状深裂~全裂.
葉身は全体形状が 5 角形で,
長さ(LL)は(22~)28~35(~40)cm,
幅(LW)は(17~)21~29(~37)cm,
先端形状は鋭尖頭やや硬い紙質で淡緑色.
葉身の長さ / 幅の比(LL/LW)は 1.2~1.5,
葉身 / 葉柄の比(LL/SL)は 0.9~1.1.
葉身はほぼ無毛.小羽片の側脈は 2 叉~羽状分岐.
葉軸は淡緑色で,頂羽片は不明瞭.
葉身の鱗片は葉軸・羽軸・小羽軸の背軸側にごくまばらにつき,
形状は狭披針形,色は褐色.
側羽片の全体形状は最下羽片が非相称の 3 角形で,
2 番目以上は 3 角状披針形.
側羽片は(20~)22~24(~26)対で,
柄の長さ(PSL)は(1.9~)2.9~4.2(~5.0)cm,
長さ(LPL)は(11~)15~20(~23)cm,
幅(LPW)は(7.2~)9.2~13(~18)cm.
小羽片の全体形状は長楕円形~楕円状披針形で
(最終裂片は長楕円形~長楕円状披針形),短柄をもつ.
小羽片の長さ(PLL)は(1.4~)1.7~2.6(~3.5)cm,
幅は(0.7~)0.9~1.3(~1.6)cm.
最終裂片の先端形状は鋭頭(小羽片・2 次小羽片)で,
辺縁は波状縁~鋸歯縁.
胞子嚢群はほぼ全体につき,中肋と辺縁の中間生.
胞子嚢群の直径(SrD)は(0.7~)0.9~1.1(~1.3)mm で,
形状は円形.
包膜は円腎形で灰白色,辺縁は不規則な浅い鋸歯縁.
本州(岩手県以南の太平洋側),九州(大分県);
朝鮮,中国,タイに分布.
低山地にやや稀に見られる.
県内では山麓の道の法面などに点在する.
2 倍体有性生殖.
#サクライカグマ #ミサキカグマ

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№8.《 ノミノフスマ  》


ノミノフスマ(蚤の衾) ナデシコ科(Caryophyllaceae)
英名:bog chickweed, bog st
この時期、野山で花とはなかなか出会えない。
が小さな花が咲き始めている。

ノミノフスマ(蚤の衾);
ハコベと同属野草でよく似ているが花も葉もずっと小さい。
公園等に極普通に観られるが小さくて目に留まらない。
フスマ(衾)とは布団のことで、
この小さな葉を蚤の掛け布団に見立てた名前。
ノミノツヅリと名前も花も似るが、
ノミノフスマの花びらは2つに分かれない。
葉は対生、粉白色を帯び無毛、無柄。
花序の苞は葉より小さく、膜質。
花は直径5~12mm(実測)。花弁は白色。
5個の花弁が基部まで裂け10個の花弁に見える。
雄蕊5~7個。萼片は縁が狭い膜状で先が鋭く尖る。
普通、花弁より明らかに短く、
特に花が大きい場合は差が大きい。
花が小さい場合は萼片の長さが、
花弁よりやや長くなることもある。
ミドリハコベ、コハコベ、ウシハコベは、
茎や萼片などに毛があり下部の葉に柄がある。
小さくてよく似たノミノツヅリは短毛が生え、
花弁が5個で裂けない。
今年は、早々と花を見せてくれた。
例年2月に入って花を見せるのだが!!
〈泉の森2017/1/15〉
 
**  神奈川県植物誌  **
ノミノフスマ;
Stellaria uliginosa Murray var. undulata (Thunb.) Fenzl; 
S. alsine Grimm var. undulata (Thunb.) Ohwi
越年草.高さ 20cm くらいの小型の草本.
茎は株状になり,紫色を帯びる.
葉は長さ 1~1.5cm の長楕円形で,粉白を帯びる.
花は葉腋に互生的に単生し,
ときに少数の花より成る花序になる.
花弁は白色で,萼片より長い.
北海道,本州,四国,九州,琉球,小笠原;
朝鮮,中国,ベトナムからヒマラヤに広く分布し,
水田や休耕田などの湿ったところに普通に生える.
県内では,丹沢・箱根のブナ帯上部を除く各地に広く分布する.
   
#ノミノフスマ

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№7.《 ウバユリの果実 '26/1/9 》

ウバユリ(姥百合); ウバユリ... ウバユリ(姥百合); ウバユリ属
在来種(日本固有種)本州(関東地方以西の太平洋岸)、四国、九州に自生分布。
ウバユリの和名、逸話;少女の世話をする姥に例え、
少女が美しく花の咲くころには葉(歯)が無くなる、として付けられた名。
冬場になり、泉の森の花たちは休眠状態。
そんな中で存在感を魅せているのが姥百合の実。
果実(蒴果)は楕円形で長さ4~... 果実(蒴果)は楕円形で長さ4~5cm。種子を多数入れ熟すと3裂開する。
種子は扁平で膜があり周囲に広い翼がつく(鈍3角状)。
翼を含めて長さ11~13㎜の大きさに成る。
ユリ仲間の実、種子は熟すのに時間が掛かる(大器晩成!?!)。
実は蒴果で3つに裂ける。花は横向きに咲くが、実は上を向く。
2026/1/9現在;泉の森北部で確認できたウバユリの実・269茎。
(上画像は、以前のもの)
#ウバユリ

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№6.《 年頭の泉の森・周辺  '26/1/1  》

令和八年(2026年)の元旦、恒例の初詣に出かける。
泉の森の隣り、ふれあいの森段丘上に鎮座する社。

熊野神社での初詣後、泉の森へ新年初観察に向かった。
社から泉の森に向かう途中、引地川土手で初野草を観る。
①ハルノノゲシ


②ホトケノザ、可愛い小さな花達だ。

この小川を上流に向かってトンネルを抜けると、

道路左側斜面に③スイセン群落が見える。


未だ蕾状態だったが、1茎に開きかけた蕾を観た。


歩道先の車道を渡ると泉の森に入りシラカシの池が眼下に。


入口道路脇に可愛い記念碑がある。

池の東側樹林の中に④ホウノキが植えられている。

低い枝先に大きな冬芽が見れた。葉を思わせる様に冬芽も大きい。

そして、国道246号線の高架下広場の一角にいる低木を観に行った。
実生と思える⑤フサザクラ、樹勢からすると5歳以下だろう。
いまだ花を観ていない。小さな冬芽は確認できたが画像が撮れなかった。
今年の春が楽しみだ。
そこから野草の道を進むと森のはらっぱに出る。
ここ、森のはらっぱ全体が興味深い土壌で不思議な場所と観察している。
はらっぱ奥にはカントウタンポポが群生、アザミ属、スミレ属等が観られる。
最近は、ウバユリが増えつつあり、草っぱらの草本類は、種類が増えた。
以前、林縁にはギンリョウソウ(銀竜草)が群生していたが伐採等で消失。
ムサシアブミや№3で記したナワシログミが居りキツリフネが群生する。
四季折々、樹木や草本の花々が観られる楽しい場所である。
昨年の春に見つけた⑥ロクショウグサレキンが元旦から観られた。

一見、ゴミとしか見えない形態!!経過観察している。菌類だが。
ヒノキ・スギの林床に観られるなんとも不可思議な菌類である。
ゴミ(塵)と云う表現だが、「護美」と記す。いい得て妙だ。
そこを離れて泉の森北口に向かい最後の観察植物の生育地に向かう。

ひっそりと佇む⑦ホトトギスの枯れ葉。
一般来園散策者の殆どが、気付かず通り過ぎる所に生育している。
だが健気に姿を魅せていた。
 
※     ※     ※
**神奈川県植物誌**
①ハルノノゲシ(ノゲシ) Sonchus oleraceus L.
別名ハルノノゲシ.1 年草または越年草.
茎は高さ 50~100cm,太く中空で,稜がある.
葉は柔らかく淡緑色で羽状に中~深裂し,縁に不揃いの鋸歯がある.
下方の葉は有柄,中部以上の葉は無柄で基部が 3 角形の耳状となって茎を抱く.
頭花は黄色または白黄色で径約 2cm,4~10 月に咲く.
総苞は長さ 1.2~1.5cm,総苞片はほぼ 2 列に並び,外片は不揃いで短く披針形,
内片は線形,花柄とともにしばしば開出した腺毛が生える.
痩果は長さ 3mm,縦の肋のほかに横じわが目立つ.冠毛は純白色である.
染色体数 2n=8,16,32.
ヨーロッパ原産で現在は世界中に帰化している広分布種.
県内では低地~丘陵地,山地帯下部の道端,林縁,畑地,土手等に普通に生える.
 
 
②ホトケノザ、 Lamium amplexicaule L.
越年草.茎は基部が分枝して直立し,高さ 10~35cm,下向きの白毛が散生する.
葉は扇形で長さ 1~2cm,幅 1.3~2.5cm,全面に白毛が密生する.
茎上部の葉は無柄であるが,茎下部の葉には長い柄がある.
花は 4~6 月.茎上部の葉腋に 3~6 個の花からなる仮輪をつける.
花冠は 2 唇形,上唇と筒部背面が赤紫色のほかは白~淡赤紫色,
上唇と筒部の背面には白毛が密生する.
萼は殆ど無柄,筒状で長さ 4~5mm,先は 5 裂し裂片は鋭頭,軟毛を密生する.
秋季に閉鎖花をつけるものがある.
北海道,本州,四国,九州,琉球;世界の温暖な地域に広く分布.
県内ではほぼ全域に分布し,路傍,空き地,畑地などに普通に生える.
白花品をシロバナホトケノザ form. albiflorum D.M.Moore といい,
県内でも中井町,大和市,座間市,横須賀市などで採集されている

③スイセン   Narcissus tazetta L. var. chinensis M.Roem.
鱗茎は卵状で,外皮は黒色.
葉は緑白色で晩秋にのび出し,長さ 20~40cm,幅 8~16mm,先は円い.
花茎は 20~40cm.12~3 月開花,芳香がある.
花被片は白色,長さ 15~18mm で平開する.筒部は長さ 2cm.
副花冠は黄色,高さ 4mm.結実しない.
本州(関東地方以西),九州の海岸に野生化するが,
古い時代に渡来したものといわれる.
県内では湯河原町,真鶴町,三浦市,横須賀市などに野生化する.
花被片の黄色のもの,八重咲き,
白色副花冠のものなどは園芸品種である.


④ホウノキ Magnolia obovata Thunb.
落葉高木.葉は枝の先端に輪生状に集まってつき,
葉身は倒卵形または倒卵状長楕円形で長さ 20~40cm,幅 10~25cm,全縁.
托葉は膜質で基部は葉柄と合着し,次の葉を包み,早落性,落痕は枝を一周する.
花期は 5~6 月.花は頂生し,上向きに開いて芳香がある.
萼片は 3 個で紅色を帯びた淡緑色で早落性.
花弁は 6~9 個,初めは白色,後に黄変する.
雄しべは多数で花糸は赤みを帯びる.
集合果は長さ 10~15cm の長楕円状で,
多数の袋果からは赤色の種子が糸で垂れ下がる.
北海道,本州,四国,九州;南千島に分布.
県内ほぼ全域の落葉樹林内に生育する.
公園などに植栽されることも多い.
 

⑤フサザクラ Euptelea polyandra Siebold & Zucc.
高さ 3~7m であるが,ときに 10m を超える.
葉身は長さ幅とも 6~12cm の広卵形から楕円形で,
基部は円形または切形,先端は尾状鋭尖頭,不揃いな粗い鋸歯がある.
花は 3~4 月,葉の展開に先だって咲き,小型で暗赤色.
本州,四国,九州のシイ・カシ帯上部~ブナ帯に分布する.
渓流畔に多いが,崩壊地や林道沿いなどの路傍にも生える.
県内では箱根,丹沢,小仏山地に多く,稀に丘陵にも産する.
葉の裏が粉白を帯びるものをウラジロフサザクラ 
form. hypoleuca M.Mizush. & Yokouchi と呼び,
稀に母種に混生するが,区別に迷う個体もある.
 
 
⑦ホトトギスの枯れ葉;ホトトギス 
Tricyrtis hirta (Thunb.) Hook.; T. japonica Miq. in Ann. Mus. Bot. Lugd.-Bat., 
3(5): 155 (1867) の基準産地の 1 つが横浜 (Maximowicz)
岸壁に生えたものは下垂し,平坦地に生えたものは直立し,高さ 40~90cm.
茎に毛が多い.9~10 月,淡紅紫色
で濃紫色の斑点がある花を葉腋に 1~3 個ずつつけ,主茎の先から元への順で咲く.
本州,四国,九州に分布し,県内では全域に普通で,
川岸や湿った岸壁,草原や疎林の下に生える.
 
※     ※     ※
 
 
⑥ロクショウグサレキン(経過観察・調査中)
#スイセン #ノゲシ #ハルノノゲシ #フサザクラ #ホウノキ #ホトケノザ #ホトトギス #ロクショウグサレキン

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№5.《  泉の森 “森の手入れ & 自然 ” 里山風 》

泉の森・もりのはらっぱ、に環境... 泉の森・もりのはらっぱ、に環境部会の人たちが画像のように
バイオネストを作られた。
散策者に森の管理・自然の管理を理解してもらう施策である。
一方、野草の開花が少なくなる季... 一方、野草の開花が少なくなる季節だが、人知れず静かに未だ花を魅せていたマヤラン。
'25/12/12(一般未公開地)、大方の花は終焉していたが健気に姿を魅せていた。
*     *

バイオネストとは、公園や庭で出る剪定枝や落ち葉を捨てずに再利用し、
鳥の巣のように組んだ枠の中に集めて堆肥(腐葉土)を作る、
持続可能な堆肥化手法です。
運搬・処理コストを削減し、
分解の過程でダンゴムシやミミズなどの生き物を育み、
最終的にできた堆肥を土壌改良に活用でき、
環境に優しく、観察も楽しめるのが特徴で、
公園管理や教育活動で導入されています。  

バイオネストの仕組みとメリット
 材料: 剪定枝や刈草、落ち葉など、本来なら廃棄される植物性廃棄物。
作り方: 太い枝で鳥の巣のような円形の枠を作り、
その中に細かな枝や落ち葉、草などを投入する。
分解: 自然界の微生物や昆虫、土壌動物の働きにより、
時間をかけてゆっくり分解される(切り返し不要)。
メリット:コスト削減: 廃棄物処理の費用を大幅に削減できる。
環境負荷軽減: 焼却や運搬の手間が省ける。
生態系貢献: 昆虫や小動物の住処となり、生き物観察の場となる。
土壌改良: できた堆肥(腐葉土)を園内の植栽に利用できる。
景観効果: 景観に馴染みやすく、自然な見た目。  
ーー  ネットAI解説より  ーー

マヤランだが、落ち葉・腐葉土に育つマヤランの方が遅くまで開花している。
#バイオネスト #マヤラン

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№4.《  泉の森 “X'mas wreath ” 飾り物 》

大和市自然観察センター“しらかしの家”は、泉の森の管理事務所... 大和市自然観察センター“しらかしの家”は、泉の森の管理事務所。
〒242-0029 神奈川県大和市上草柳1728 Tel:046-264-6633
開館時間:9:00~17:00 休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
自然観察センター・しらかしのいえは、様々な活動拠点の施設でも... 自然観察センター・しらかしのいえは、様々な活動拠点の施設でもある。
例年この時期、センター入口は瀟洒な “X'mas wreath ”が出迎えてくれる。
植物調査部会の女性会員が泉の森... 植物調査部会の女性会員が泉の森自生の植物を集め手作りされたリース。
(上記画像は、写りが悪い。実際は実に鮮やかで綺麗)
拝見していると、この季節でも色々な色彩を森で観れると教えられる。
リースをながめていると、リース自体が“森の精”って映った。
クリスマスリースは、元々ヨーロ... クリスマスリースは、元々ヨーロッパ土着の信仰がキリスト教と融合したもの。
日本の正月飾りといったものかもしれない。
欧米伝来のクリスマスリースだが、どことなく和風に感じるものもある。
風合いって個々人の感性って思って止まない。
*   *   *

クリスマスリースと謳って居るので西欧的彩りで楽しめる。
キリスト教的に、クリスマスカラーと言えば赤・緑・白の三色。
其々の色に意味があり、赤はキリストに関わる色で「太陽の炎」や
「寛大な愛」を象徴し、宗教的に意味深い色と言われてきた。
緑は「生命力」「永遠の命」、冬でも青々と茂る常緑樹の力強さを意味する。
白は「純潔」「潔白」を意味し、雪で覆われた西欧の大地をイメージする。
此れ等の色を必ずクリスマスリースに入れるものではなく好みで良い由。
色それぞれが持つ意味を踏まえ、好みの色合いでリースを飾り楽しむ。
#クリスマスリース

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№3.《  泉の森“超希少種・苗代茱萸”二次林 》

泉の森北部に二次林が広がっており、林床に色々な植物が生育している。
かつて(江戸~昭和時代)この周辺に街道(矢倉沢=大山)が通っており、
引地川源泉・豊富な湧き水も有り街道の休息場でもあった場所と想像している。
又、生活育林・造植林としてのヒノキ・スギ林等が、放置状態で今がある。
而して近年、里山的に人の管理・保全を処している場所もあるが、
泉の森は、主に自生種の草本や樹木を保全している。
県・市条例の里山保全施策とは概念・根本を異にしていると云えようか。


画像、ロープ柵内側すぐの所立っている苗代茱萸。
そんな二次林林床に実生と思しき低樹木。
グミ属の樹木だが、数年前時点では、種を特定できないでいた。
若木ゆえか、幹・枝・葉等々の形状・色合いで特定出来ず経過観察していた。
       
漸く観察の結果、幹・枝・花・実・種子の状態等々で苗代茱萸と特定した。
     
鋭い棘もはっきりと分かる。
     
葉裏の膨らみは、なんだろう。昆虫の卵か??
     
観察した日('25/12/12  花後の実が大きくなっている)
この数年の観察画像を不手際で消失してしまい、経過画像がない。
2026年からの植物誌記録を準備している段階。
仔細は来年からとして、泉の森の希少樹として先に挙げてみた。

目的のエリアは、植物好きにとっては、興味津々な場所である。
スミレ属の群落があったり(カントウタンポポの群落)、
又、アザミ属の交雑種??と思しき草本等もおり楽しい場所だ。
そんな中に、グミ属 の低木の花と実をみつけた。
種子・芽吹き・開花・実、と経過觀察してきた。
この森には、ツルグミも生育していると聞いているが、己は未確認。

特定できたナワシログミ
2014年10月に藤沢市長久保公園、2021年9月横浜市の新治市民の森で観察している。
ナワシログミ(苗代茱萸) グミ科(Elaeagnaceae)
学名:Elaeagnus pungens Thunb. ex Murray
2014年10月16日誌「藤沢市長久保公園」
暖地の海岸近くに自生しているとされるが、ここのは不明だった。
樹高約2.5m、密に分枝し短枝の先がトゲになっていた。
葉は互生し、長楕円形で革質。葉腋に数個の花をつけていた。
花弁なく、銀白色の萼筒の先が4裂していた(當に苗代茱萸)。

《”新治の森・・ナワシログミ(苗代茱萸)”❖’21/09/25❖ 》
花には甘い芳香があった。
伊豆半島以西〜九州の海岸や沿海地の林縁に自生すると資料にある。
してみると、これは植栽されたものだろう??
樹高2.5m。樹皮は灰褐色。丸小の皮目ではなく縦に割れ剥がれていた。
小枝には刺があり、葉腋にも小さな刺がでて居た。
刺は長さ13mm先は鋭くとがる。葉は互生。葉身は、長楕円形。
革質でかたく、縁はほぼ全縁で波状になりやや内側に曲がっている。
葉の表面は光沢があって無毛、裏面は褐色で銀色の鱗片が密生している。
葉腋に3個の花を付けていた。筒状萼、外側に褐色と銀白色の鱗片が密生。
開花が、一般より早いと思うが、環境での差異だろうか? 
当時の記録を参考に比較しながら3年余り観察してきた。
 
**神奈川県植物誌**

A146 グミ科 ELAEAGNACEAE
(小暮孝雄,『神植誌 01』:高橋秀男,図:『神植誌 88』)
北アメリカ,ヨーロッパ,アジア,マレーシアの温帯から熱帯にかけて
3 属約 70 種が分布する.うちグミ属は約60 種で,ヨーロッパ南部,
北アメリカに知られ,東アジアにもっとも多く,日本に 16 種が知られる.
1.グミ属 Elaeagnus L.
常緑または落葉の低木,ときに小高木,蔓状に伸びるものもある.
枝,葉,花,果実に銀白色または褐色の鱗状毛や星状毛があり,
枝はしばしば刺に終る.葉は単葉で全縁,互生し,托葉はない.
花は葉腋に束生または 1 個ずつつき,4 数性,放射相称である.
花弁はなく,萼が筒状(萼筒)で子房の上端にくびれがあるもの,
またはないものがあり,先端は 4 つの裂片に分かれる.
雄しべは 4 個が萼筒につき,萼裂片と互生し,花糸は短い.
子房は上位.花柱は 1 本.果実は偽果,
核果(石果)様で多肉質の萼筒(グミの赤い部分)に包まれ,
液果のように見える.
果皮は薄皮質でなかに堅い種皮に包まれた 1 個の種子がある.
種子は紡錘形で外種皮は木質化して硬く,8 本の縦に走る溝をもっている.
マメ科 Fabaceae の種類と同様に,空気中の窒素を固定する根粒木で,
治山や緑化に,海浜や公園に植栽される.果実のグミは赤く熟し,食用になる.
県内には落葉性のグミが 4 種自生し,常緑性のグミが2 種自生し,1 種逸出する.
※2018年版の植物誌では未だ未確認状態、確認場所印が見えない※
手持ちの記録でも2019年以前には記録がない。
幹の状態からすると3~4年前に実生したと思われる。
#ナワシログミ

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№2.《  泉の森“超希少種・仙台大戟”水源地   》

    
泉の森全体は、神奈川トラスト保全緑地指定の里山緑地的な森。
この森には、自生植物が沢山おり、貴重な場所が2箇所ある。
その1箇所は、県指定天然記念物“シラカシ林”他の1箇所が、大和水源地。
「大和水源地」とは、引地川の源泉で大小2つの池がある場所。
この2つの池周囲は金網で囲まれ立ち入り禁止。
この半世紀余り人の手が入っていない全くの自然状態のままである。
金網に沿ってごく一部の下草刈り程度の作業しか行われていない。
それ故に、植相・植種も通常の里山とは異にしている環境と云えるだろう。
年に数回、県企業局の配慮で水源地の一部を植物観察させて頂いている。
そんな中で植物調査班(当時)会員が発見した植物が居る。
水源地“希少種・仙台大戟”
水源地・小池西側段丘斜面に群生していた。
開花で種が特定され、小池東側にも分植、見事に育っている。
又、一般人観察用に散策路沿い南東金網フェンス脇にも分植した。
センダイタイゲキ(仙台大戟)
学名:Euphorbia sendaika
トウダイクサ科(Euphorbiaceae)
トウダイグサ属(Euphorbia)
センダイタイゲキの特徴は、茎上部に散形枝(さんけいし)を出す。
その上に小さな花(杯状花序(さかずきじょうかじょ))をつける。
又、土壌が乾燥すると消滅してしまう恐れがある、とされる。
 
** 神奈川県植物誌 **
               
(7)センダイタイゲキ Euphorbia sendaica Makino
別名ムサシタイゲキ.多年草.横にはった根茎を伸ばし群生する.
茎は高さ 20~40cm,無毛,上部の葉腋から無花枝を分枝する.
茎葉は互生し,狭長楕円形,長さ 2~6cm,基部はくさび形,
先は円形または鈍形,全縁で両面ともに無毛.
輪生葉は 4~6 枚,長さ 2~3cm で最上部の茎葉よりも短い.
花は 4 月.杯状花序の苞葉は対生し,3 角状半円形.
総苞は長さ約 2mm,腺体は半月形.蒴果は無毛で平滑.
本州(岩手県~山梨県の太平洋側)に分布.
丘陵~低山地のやや湿った林床や林縁に生える.
大和市泉の森の水源地に 2005 年頃より生育が知られていたが,
開花せず正体が不明であった.
栽培株が 2013 年に開花し,本種であることが確認され,
2014 年には自生地でも開花が見られた(馬場 2014 FK (78): 924-925).
『国 RDB15』では準絶滅危惧種.
標本:大和市上草柳 2014.4.16 馬場しのぶほか KPM-NA0020434.
 

#センダイタイゲキ

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№1.《  泉の森  》

№1.《  泉の森  》...
 泉の森;緑地保全地域、トラスト保全緑地
神奈川県大和市上草柳1728周辺に広がる緑地。
面積約42ヘクタール、約900種の植物をはじめ、
四季折々の生き物の自然観察に最適な「泉の森」と、
水と緑と花にふれあう「ふれあいの森」は、
大和の自然を満喫できる見どころがいっぱいの公園。
交通は、相模鉄道「大和駅」「相模大塚駅」、
小田急電鉄「鶴間駅」から徒歩約20分。
泉の森は、引地川の源である大和水源地を中心に広がる、
大和市の豊かな自然の中核をなす里山的緑地的公園。
問い合わせ;046-264-6633
(自然観察センター・しらかしのいえ) 
 
平成9年にオープンしたしらかしのいえは、自然に関するさまざまな活動の拠点となっており、館内の展示スペースでは、園内の自然情報を発信したり、園内で捕獲した生物を展示したりしている。また、しらかしのいえを管理している(公財)大和市スポーツ・よか・みどり財団では年間を通してさまざまな行事を開催しており、プロ・ナチュラリストによる自然観察会等を開催している。 しらかしのいえの完成とともに設立された
「しらかしのいえボランティア協議会」はここを拠点とし、8グループのボランティアが動植物の保全や調査、植物の手入れ、工作物の修繕などを行っている。 行事の企画・運営に力を入れているグループもあり、自然観察会や野鳥観察会のほか、親子で楽しめるクラフトや樹木を観察する等、行事を開催している。施設の他、園内は常緑樹林、落葉樹林、草むら、小川、池等、多様な環境があり年間を通して植物、昆虫、野鳥が観察できる。管理作業も生物多様性を考慮し、昆虫や野鳥のために広場の草を一部刈り残したり、外来種を積極的に駆除したりしている。そのほか、財団職員とボランティアで園内を巡回し、問題箇所を指摘する等、動植物の管理状況を共有する点検作業を年に3回実施し、来園者が自然観察を楽しめる環境を整えている。

#izuminomori

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