天国と地獄
先日、興味深い本を見つけました。購入を一度躊躇ったのですが、結局買ってしまい、一気に読破。
いや、なんとも面白い本でしたよ。
その本がコレ
社長・溝畑宏の天国と地獄〜大分トリニータの15年
サッカーファンならご存知の方も多い筈、大分トリニータの先代社長で、現観光庁長官の溝畑宏氏と、大分トリニータを取り上げた、ルポルタージュです。
著者は、“誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡”や“悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記”、“オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える”などの著書で知られる、木村 元彦氏。
集英社Webサイトの本書紹介文によると
大分トリニータと溝畑宏を襲った悲劇の正体
大分トリニータは誰に殺されたのか!? 社長を解任された溝畑宏とチームを襲った悲劇の正体に迫り、Jリーグの病巣、弱小クラブの現実、中央と地方の格差など、様々な問題を暴いたノンフィクション。
とのこと。
サッカーの認知度が低く、スポンサーの集まりにくい地方クラブの苦しみ。
その中で、クラブの認知度を高め、チームを強化する為に奔走した溝畑氏の功罪。
非常に興味深く、考えさせられる内容でした。
当初は溝畑氏に批判的なスタンスだった木村氏が、取材を通じて溝畑氏擁護に傾くにも納得のいく事。
勿論、ただ擁護してるわけではなく、問題点の本質を突く内容は、迫力の一言です。
以前、ビジネスで知り合った方が、言っていた言葉。
「地獄はどん底の時じゃない。苦労に苦労を重ね、どん底を抜けて、上向きかかった時にこそ、本当の地獄が来る。」
本書を読んでいて、溝畑氏やトリニータにもぴったりハマル言葉だと、ふと思い出しましたよ。
無理を重ね、自転車操業でチームを強化し、遂にシャムスカ監督の下でカップ戦を制覇。
アジアに目を向け、次のステップを踏み出した所で泥沼の連敗。どん底の中、シャムスカを切り、ポポヴィッチ監督に切り替えることで、ようやく底を脱するかに見えた、その矢先に経営破たん……。
ハマリすぎだ。
他にも書きたい内容は多々あるのですが、ネタバレしてもしょうがない。
特定のクラブを支持しているサポーターなら、一度は手に取って貰いたい本だと思いますよ。
最後に、セレサポ的に気になった部分。
本書内に記述がありましたが、森島康仁の獲得は、シャムスカ監督の意向によるもので、1億円で完全移籍とか……。
大分の経営状況から鑑みるに、デカイ買い物だ。
そりゃ、今シーズン大分から選手が3人も来るはずだよ。
とりあえず、デカシは大分でシッカリ働け。結果を出せ!
そして、大海、清武、高橋の3人は、今まで以上に応援すると決めたぞ。